【マレーシア情報】ほぼ全土に活動制限令(MCO)が発令
1月になり、新規感染者数の増加に伴い、マレーシアの新型コロナウイルス対策に大きな動きがありました。
活動制限令(MCO)の発令
ムヒディン首相は、11日に13日から2週間のMCO発令を発表。後日、ほぼ全土に適応され、2月4日までの延長となりました。
非常事態宣言の発令
アブドラ国王は、12日に非常事態宣言を発令。新型コロナウイルスの感染拡大を理由として、発令期限の8月1日まで総選挙は実施せず、などの政治的制限。
ただし、非常事態宣言に関しては、政治的意図もあるのでは?との話も出ています。
マレーシア、コロナで非常事態宣言 政権延命の可能性(日本経済新聞)
以下を合わせてご参考ください。
全国向けRMCOは一旦解除も、大半の規制は継続
12月31日までを期限に導入していた「回復のための活動制限令(RMCO)」を解除。ただし、これまでの制限に近いかたちで3月31日まで規制を続行。
全国向けRMCOの延長などについて
RMCO及びCMCO対象地域におけるSOP(標準運用手順)の更新
首相、より厳しいSOPの導入を11日に発表へ
首都圏などで13日から「活動制限令(MCO)」の発令を発表
ムヒディン首相は1月11日、5州3地区で13日から2週間のMCOを導入すると発表。5州はペナン、スランゴール、マラッカ、ジョホール、サバの各州、3地区は連邦直轄区のクアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアン島。
「条件付き活動制限令(CMCO)」をパハン、ペラ、ヌゲリ・スンビラン、クダ、トレンガヌ、クランタンの6州。「回復のための活動制限令(RMCO)」はペルリスとサラワク州に導入。
MCOのSOP発表
「非常事態宣言」発令を受け、首相がテレビ演説
ムヒディン首相は1月12日午前、アブドゥラ国王がマレーシア全土に向け、「非常事態宣言」を発令したことを受けてテレビ演説。
クランタン州とサラワク州3地区にMCO=16日から導入
サラワク州、RMCO地区をCMCOに格上げ=18日から
ヌグリ・スンビラン州、州都とポートディクソンにMCO発令=19日から発効
マレーシアのほぼ全土がMCOに格上げ
イスマイル・サブリ上級相兼国防相は1月19日、「活動制限令(MCO)」について、クダ州、ペラ州、ヌグリ・スンビラン州、パハン州、トレンガヌ州及びペルリス州全域に施行すると明らかにした。期間は、1月22日から2月4日までとしている。
この結果、MCOの施行はサラワク州の一部を除き全土が対象となる。
首都圏などのMCOを2月4日まで延長
イスマイル・サブリ上級相兼国防相は1月21日、首都圏などに出されている活動制限令(MCO)を2月4日まで延長すると発表した。期限は1月26日までだったが、9日間延長することになった。
延長の対象となった地域はクアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアン島の連邦直轄区のほか、スランゴール州、マラッカ州、ペナン州、ジョホール州、クランタン州、サバ州。
飲食店の営業時間 午後10時まで許可
サラワク州のCMCO 2週間の延長に
まだまだ予断を許さない状況が続きますが、今後のマレーシア政府の新型コロナウィルス対策に注目したいと思います。
情報提供:桜リクルート社マレーシア / Mega Global Media (M) S/B