【海外就職 マレーシア】クアラルンプールの外資系企業で働くAさん(女性・40代後半)

東南アジアで現地採用として働く日本人の皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はマレーシアの外資系企業で働くAさんに、海外就職が決まるまで・現地での生活についてお聞きしました。

プトラジャヤのピンクモスク(撮影/ご紹介:Aさん)

何故マレーシアで就職されましたか?

日本で働いていた会社のクライアントがマレーシア人で、退職後もずっとお友達です。5年前にお友達を訪ねて遊びに来たのがきっかけで、マレーシアが好きになりました。
「マレーシアは日本人には住みやすい」と、よく聞きますが本当にその通りだと思います。私も衣食住が快適です。
色々な企業を調べてというよりは、「この国が好き」という理由でマレーシアの仕事を探しました。

現在、働いているのは、外資系のBPO企業(*)です。

初めはコールセンターのスタッフとして入社し、その後はチームリーダーとして働きました。

その後、転職して、今はBPO企業でリクルーターをしています。
日本人社員の募集を担当。面接を手配して、採用が決まれば入社のサポートを行います。

(*) BPO企業とは
クライアントより、「人事」「経理」「お客様相談室」といった一部の業務プロセスを外部委託として請け負っている企業全般を指します。
BPOは、Business Process Outsourcing (ビジネス・プロセス・アウトソーシング) の略。

そのお仕事の経験はありましたか?

全く有りませんでした

日本では、製造会社の海外事業部で、商品の輸出業務や販売促進をしていました。

マレーシアの就職が決まるまでの活動期間を教えてください。

渡航の数ヶ月前から海外企業の求人をチェックし、約1か月半前に決意して就活。

転職サイトを利用して、BPOを2社、営業1社、事務1社に応募。
色々とタイミングが合った会社に入ることを決断しました。

マレーシア国内転職時の面接は1回だけで、オンラインインタビューでした。

初めてのマレーシア就職から転職まで、1つの人材紹介会社へお世話になりました。
信頼していたので困る事は無く、無事入社までスムーズに事が運びました。

マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?

「目的を持つ」ではないでしょうか。 「遊ぶ」「習い事をする」「マレーシア全土まわる」みたいな。

何か目的を持っている方が多い気がします。

現在どのような資格をお持ちですか?

資格は運転免許くらいです。

ちなみに、マレーシアでの生活では、車は持たずに、公共交通機関で移動。
メインはバスです。バスが安すぎて大変重宝しています。

過去に海外の経験はございますか?

日本で働いていた海外事業部ではアジア担当だったので、アジアはほぼ全て周りました。

家族とも東南アジアやヨーロッパに旅行した経験があります。

海外で印象に残った出来事を教えてください。

5年前に旅行で来たマレーシア。

帰国時、3時間ほど前には空港へ着いていたのですが、出国手続きに時間が掛かりすぎて飛行機に間に合わず・・・・・・。
でも、同じ目にあった他の日本人旅行者と仲良くなり、今も友達です。

休日はどう過ごしていますか?

たいていはマーケットに行くか、ウィンドウショッピングを楽しんでいます。

マーケットは、近所で週末の 朝から昼までやっている市場です。そこで花とか、野菜、果物、鶏肉を購入します。
未だ、時々ぼられます(笑)。

お住まいはどうされていますか?

クアラルンプール(KL)から少し外れたところにあるコンドミニアム(家賃 約RM2000)に住んでいます。
通勤はバス利用で、乗り継ぎ1回で便利な場所です。

クアラルンプール(近郊も含む)は、バスも電車も表示が分かり易くて乗りやすいと思います。
バスはたまに運転手さんが急いでいるのか、スピードが恐ろしい時がありますけど・・・・・・。

マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?

好きなところは、 マレーシア人は優しい人が多いと思えるところ。

嫌いなところは、 特に市場で人を見てぼってくるところ(笑)。

これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスはございますか?

アドバイスは特にないのですが、仕事場では日本より活躍している女性が多い印象です。

他の国の文化を知る事ができるのはとても貴重な体験だと思いますので、仕事もプライベートも思いきり楽しめたらいいな~と私自身は願っています。

将来の目標や夢をお教え下さい。

子ども達は既に成人して、各自日本での生活を楽しんでいます。

将来的には日本に帰り、家族全員で一緒に暮らしたいと考えています。

海外に暮らして改めて、日本の事をさらに思い、日本について色々と考えるようになりました。

インタビューを終えて

コロナ禍でも「政府が厳しいからか、それでもみんなちゃんとマスクを付けているのが意外でした」と現在のマレーシアでの状況をお伝えいただいたAさん。
元々マレーシアに来られたのは、前のお仕事で知り合ったご友人がきっかけで、現地での転職も経験済みです。

海外に住んで、見えてくる日本のこと。
距離をおくからこそ、わかる日本があるような気がします。

数社の人材紹介会社に登録するのが一般的な方法ですが、Aさんの場合にはご本人が信用する1社に相談され転職。
就職のきっかけになったお友達も含め、他者との関係を大事にされるAさんの生き方が見えてくるようです。

(インタビュー:2022年7月)


プトラジャヤのピンクモスクには、何となく行ってみよう!と思って、バスと電車、最後はタクシーで到着。修復工事中でしたが、時間がゆっくり流れてるこの場所で2時間くらい、ぼ~っと座っていました。(撮影/ご紹介:Aさん)


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当記事取材協力は、マレーシアの海外就職人材紹介会社桜リクルート社マレーシア

 

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