JACマレーシアの宇田川シニアマネージャーに、2021年8月の現状と日本人の求人状況をお聞きしました。
マレーシアの現状をお聞かせください。
マレーシアの首都クアラルンプール・その周辺の新型コロナ感染者数は、けっして少なくはないものの、同時にワクチン接種も進んでいます。
ワクチン接種完了者への規制緩和(指定業種の活動開始許可、入店許可など)も発表されましたので、今後、緩やかながら経済は回復していくものと思われます。
マレーシアでは、この新型コロナパンデミック規制により、在宅勤務の一般化が進みました。
現在一部製造業などを除き、多くの業界で在宅勤務を取り入れており、企業側・従業員側ともに出社しないことへの抵抗感はなくなり、オンラインによるミーティングや面接など、今までにないフレキシブルな働き方が定着してきました。
- 現状(8月末のマレーシア政府の発表)、外国人を含む全人口の60%が少なくとも1回のワクチン接種を終えており、上記の通りワクチン接種完了者への規制も緩和されていること。
- ワクチン接種を完了した長期滞在ビザ(就労ビザ等)を持つ外国人の入国隔離条件も緩和(14日間のホテル隔離→自宅隔離)されたこと
勿論のこと、相手国の感染者数・ワクチン接種状況にも左右されるでしょうが、今後海外への往来も容易になる日が再び来ると考えられます。
マレーシアでの日本人の求人状況をお聞かせください。
新型コロナパンデミック後に、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング 外部委託)やSSC(シェアードサービスセンター *)の求人が増加しています。コールセンター職にとどまらず、インサイドセールス(**)や技術サポートなどの新たな職種が加わってきています。
これらの9割以上が外資系企業であり、面接は勿論のこと社内コミュニケーションやレポートも英語になるため、今までよりも高い英語力がある人材が求められるようになりました。
ビザ取得に関しては、これまではイミグレーションの対外業務が一時停止していたため、就労ビザの申請や切替えには今までにはなかった充分な日程を考える必要はあるものの、最終的にはビザの許可は問題なく出ています。
8月末現在、ビザ関連のオンラインでの申請・承認作業はこれまで通り、カウンター業務は部分的に再開(ただしアポイントメント必須)という状況です。
*SSC(シェアードサービスセンター)
企業の事業部やグループ会社の機能を一箇所に集約、業務を標準化・簡素化し、コストダウンや効率化を図る専門組織。
マレーシアにあるSSCの多くは外資系グローバル企業(大手製薬会社やIT企業、メーカーやオンライン金融企業)で、世界各地に法人や拠点を持つ企業の間接部門(経理や給与計算、採用など)をマレーシアに置いています。
**インサイドセールス
いわゆる内勤営業。上記グローバル企業のSSCの中に営業部門を置き、マレーシアから日本マーケット向けの営業活動を行っています。
JACマレーシアのサービスについてお聞かせください。
1994年に設立されたJACマレーシアは、国内では最も歴史の長い日系人材紹介会社。
日系のみならず外資系企業・現地企業からの信頼も厚く、採用実績も多数あります。
経験豊富な日本人コンサルタントが、求職者様のマレーシア転職をきめ細やかにサポートいたします。
マレーシア以外にもシンガポール・インドネシア・タイ・香港・中国・韓国・ベトナム・インド・英国・ドイツ・日本に拠点を持ち、これらの国での転職サポートも可能です。
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