【海外就職 マレーシア】クアラルンプールの外資系企業で働くJさん(男性・30代前半)

東南アジアで現地採用として働く日本人の皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はマレーシアの外資系企業で働くJさんに、海外就職が決まるまで・現地での生活についてお聞きしました。

クアラルンプールの中華街で見つけた趣きのあるウォールアート(撮影/ご紹介:Jさん)

海外就職先にマレーシアを選んだ理由は?

海外に移住したいと、ずっと考えていました。

自分の職歴を活かして就職できる場所を探していて、見つけたいくつかの国々から仕事内容、生活水準、その国の文化の多様性を比べてマレーシアを選びました。

特にマレーシアの人種、文化の多様性に惹かれたところは大きいです。
10年ほど前に1度訪れたことがあり、すでに好印象は持っていました。

あとは英語が通じるのも理由の1つです。

海外に移住したいと思われたきっかけは?

21歳の時、ニューヨークに語学留学をしました。
そこで様々な文化や人種と触れ合う生活に居心地の良さを感じたのが、一番最初のきっかけです。

日本の学校での英語成績は下の中だった自分ですが、語学留学を経て「英語を学ぶのが楽しい」と初めて思うようになりました。
そして、ずっと英語を話す環境で暮らしたいと思うようになりました。

その後、世界を知りたいという好奇心のもと、40ヶ国以上計3年を費やして様々な国を旅をし、海外への想いを膨らませていきました。

最終的に今回海外移住に踏み切った理由は、コロナでの制限が緩和されたからです。
しかしながら、まだ自由に旅となると難しいため、移住して働こうと。

大きな決心というよりは、ようやくという感じです(笑)。

現在の仕事の内容とそこで気がついたことを教えてください。

外資系BPO企業(*)にて、米系クライアントの日本語カスタマーサポートチームで仕事をしています。

まだ働き始めて1ヶ月で研修中のため、知識を必死に詰め込んでいます。

海外の外資系企業で働く中で気がついたことは、給料は外国人と現地の人でかなり違うので、給与額の話を公にするべきではないということ。

日本人を主とするチームのため、外国人と一緒に働くという点に関してはまだ経験があまりありませんが、チーム以外の社内の会話は英語になるので、堅苦しさが少しなくなるのかなという気はしています。

社内には色んな国の人がいるため、自分が外国人だと強く意識する点はあまりないです。

(*) BPO企業とは
クライアントより、「人事」「経理」「お客様相談室」といった一部の業務プロセスを外部委託として請け負っている企業全般を指します。
BPOは、Business Process Outsourcing (ビジネス・プロセス・アウトソーシング) の略。

お仕事の経験を教えてください。

前も日本で計3年間、マレーシアと同職種の仕事をしていました。

その前は、子供英会話教室で英会話講師でした。

マレーシアの就職が決まるまでの活動期間や内容を教えてください。

約3週間です。

インターネットで「海外就職 カスタマーセンター」で検索したのがスタートです。
何件も検索にヒットし、そのうちの1つに応募しました。

その企業には受かりませんでしたが、手厚い人材紹介会社の方のサポートもあり、すぐに現在の就職先である2つ目の企業を紹介いただきました。

そちらは、1週間ほどで合格をいただきました。
合格までは、書類選考、電話面接(日本語と英語)、オンラインテスト(タイピング、英語、計算)などがあり、合格通知後にビザや契約書の手続きをして、約2ヶ月半後に出発しました。

会社に「前の会社を退社するのに1ヶ月の余裕を欲しい」と伝えると、就職先の会社が指定した入社のタイミングが2ヶ月半先でした。

日本で働いていた会社は、私が海外転職を考えているのを知っており、後押ししてくれていたので退社までの手続きはスムーズでしたが、「転職決まりました!明日辞めます!」では誠意に欠けると思ったので、引継ぎなどの猶予に1ヶ月をいただきました。

当初はマレーシアに着いたら2週間の隔離の予定でしたが、それも無くなり、余裕を持って準備が出来ました。

出発までにしたことは「退社の手続き」「家の退去」「役所の手続き」「契約書」「e-visa」「マレーシアで指定されているコロナ対策アプリ」などの手続きです。

マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?

まずは悪い噂を鵜呑みにしないことじゃないかな?と思います。

「汚い」とか「危ない」とか、そういうネガティブで不確かな噂ばかり聞いていると海外に行く気がどんどん削がれてしまいます。
そこで就職して楽しく生活している日本人がいると言うことは、楽しく生活できる場所ということですよね。

働く環境にもよると思いますが、同僚、上司、書類など日本語が通じない場面もあるので、英語力はあればあるだけ良いはずです。

また、日本との違いを受け入れ、尊重すること、その違いを楽しむことができるといいと思います。

過去に海外の経験はございますか?

アメリカに1年間語学留学をしていました。
東南アジア3ヶ月、ヨーロッパ2ヶ月、アメリカ大陸2年半のバックパッカーの経験があります。

語学留学された理由などを教えてください。

専門学校で演技を学んでいたのですが、いまいち没頭できずモヤモヤした気持ちであっという間に卒業の年を迎えました。
何のスキルもないまま社会に出るということに恐怖を感じて、出した答えが「英語を話せるようになれば武器になるかも」でした。

とても単純な発想でしたね(笑)。

そこから1年間、海外での生活資金を貯めて、親に学費を出してほしい頭を下げて留学しました。

語学学校で1年間英語漬けの生活です。
周りから日本語を排除していき、独り言も全て英語で話すようにしました。
日本語で話しかけられても英語で応えるようにしていたので、一部の日本人留学生からはよく思われてなかったと思います。
実際に日本人の友達は少なかったです。

留学中は会話力と発音のみに力を入れました。
日本語訛りがすごく恥ずかしかったのと、かっこよく話せるようになるのが目標だったので(笑)。
先生、友人、映画などの口調を真似して練習して使う。とにかく話す。
これの繰り返しをしていました。

ちなみに、米国に語学留学を決めた理由は、アメリカ映画の大ファンだからです。
英語を学ぶと決めた時に米国以外の留学先は候補にも上がりませんでした。

マレーシアに住み始めて、感じたことは?

スーパーマーケットとかのシステムは他の国と同じで、マレーシアは世界基準を適用しているんだなって印象を受けました。
大きなインパクトは、ショッピングモールのデカさです。本当に大きいのです!
首都にある一番大きなショッピングモールは日本のどのモールよりも大きいと思います。

色々な国の料理が食べられますが、マレー料理やインド料理がお勧めです。
ナシゴレン、ミーゴレンは定番で5リンギットくらいで食べられます。
手軽で安くて美味しいですが、辛いのが苦手な人は事前に伝えたほうが良いですね。
ナンとカレーもお勧めですが、インド系のお店がたくさんあるので安く食べられます。

休日はどう過ごしていますか?

同僚と出かけたり、ジムで運動したり、買い物をしています。

お住まいはどうされていますか?

会社から徒歩圏内の2LDKのマンションに住んでいます。
現地通貨で1ヶ月1800リンギット。
プールとジムがついているので活用、電化製品は備え付けです。

入居初日にゴキブリ複数と対面・・・・・・!なんてこともありましたがその後、業者さんが害虫駆除をしてくれてからは、快適に過ごしています。

会社の紹介で複数の物件の内見ツアーをしましたが、1人暮らし用の部屋であればもっと安い場所もあります。

会社には提携している不動産会社があり、その担当者が内見ツアーを開いてくれました。
渡航前の事前の説明でも、内見ツアーがあることは知らされていましたが、必ずそこで契約する必要はありません。
気に入ったものがなければ、他の不動産やネットで直接交渉しても自由でした。

他の会社についてはこういうサポートがあるかはわかりません。

マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?

好きなところは、様々な人種・文化が共存しているところ、安くて美味しいローカル料理がたくさんあるところです!

・コロナのワクチン証明としてアプリを導入し、実際に活用。
・ネットでの口座間の送金に手数料がいらず、一旦現金で用意して渡すなどの手間が不要。
・仕事や不動産との連絡にもアプリ(日本でいうところのライン)を有効利用。
など、日本よりネット社会が進んでいるところが嬉しいです。

嫌いなところは、同性愛が法律で禁止されているところです。
自分はLGBTQ +フレンドリー(LGBTQの人たちの理解者)なのでそこは悲しいですね。

歩道と横断歩道が少ないので、困る時があります。

これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?

英会話力を鍛えることをお勧めします。
できた方が絶対に良いです!
現地の人とのコミュニケーションはもちろん英語ですし、現地の人はかなりの割合で英語が話せます。

自炊をするのであれば1つで色んなサイズのフライパンや鍋に対応できる蓋を持参した方が良いです。
蓋のみって意外に売ってないんですよ!なので今はアルミホイルで代用しています(笑)。

なお、化粧水など日本製のこだわりの消耗品があるのであれば多めに持参をお勧めします。
日本のお店(無印など)はありますが、輸入価格で高いです。

逆にそれ以外であれば基本現地でなんでも揃います(クアラルンプール近辺)。

将来の目標や夢をお教え下さい。

ずっと海外で生活をしたいです。

自分はバックパッカーで、1度目の旅は東南アジアとヨーロッパを弾丸の横断、縦断。
2度目の旅でアメリカ大陸を長期旅をしました。

「弾丸」と「長期旅」。
そして今は「留学」とも少し違う1つの場所に住んで仕事をして、その地の一部になるという「移住」です。

様々なスタイルで海外を経験してきて感じるのは、海外での生活が自分には合っているということです。
自分が好きな場所で生きていく。これが自分の夢であり目標です。

ジョージア(旧グルジア)が憧れの地だったのですが、戦争の影響やコロナで規制が厳しくなったので、断念しました。

マレーシアは住み始めて間もないですが、居心地が良ければ永住も考えています。

インタビューを終えて

「いろんな国の料理が食べれるのが幸せです」とおっしゃるJさん、これまで海外移住を考えてきて、ついにマレーシアで一歩を踏み出した段階です。
「英語を話せるようになれば武器になるかも」という、ささやかな思いからつながったマレーシアでの本格的な海外生活。

お話から、コロナ規制が緩和されて、ようやく海外就職への扉も再び開かれてきたことを、認識することができました。

海外就職は、国と職種をしぼって会社を受けてみること、明確な目標を持つことの大切さを感じたインタビューでした。

(インタビュー:2022年7月)


クアラルンプールの中華街で見つけた趣きのあるウォールアート(撮影/ご紹介:Jさん)


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当記事取材協力は、マレーシアの海外就職人材紹介会社桜リクルート社マレーシア

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