【海外就職 マレーシア】クアラルンプールの外資系企業で働くRさん(女性・40代前半)

東南アジアで現地採用として働く日本人の皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はマレーシアの外資系企業で働くRさんに、海外就職が決まるまで・現地での生活についてお聞きしました。

何故マレーシアで就職されましたか?

1. 物価が比較的安い
2. 英語が通じる
3. 子供の教育 (多文化共生社会で育てたい、インター校の選択肢も豊富)
これらを考えて、マレーシアでの海外就職を決断しました。

入社した会社は日本(日系)企業ですか?そのお仕事の経験は?

仕事内容は口外できないため伏せますが、米国系企業です。

仕事については、経験はありませんでした。

マレーシアに来られる前のお仕事について教えてください。

設備機器メーカーで海外営業、 (出産後は)海外営業事務と貿易事務を担当していました。

米国系多国籍企業がお客様で、その各国拠点工場(中国、インドネシア、アメリカ、ベルギー、ドイツなど)に対応していました。

マレーシアの就職が決まるまでの活動期間を教えてください。

内定した会社では、応募してから1ヶ月半です。

ただ、その半年ほど前に1社目に応募しましたが、すぐに働ける人を探しているということで不採用でした。その時はまだ就労中で、1ヶ月もしないうちに退職するのは、後任者の選定や引き継ぎを考えると現実的ではありませんでした。

まずはマレーシアの人材紹介会社2社に登録し、就職活動が本格的に始まりました。

応募した1社目の経験から、すぐに働ける人の方が選ばれることが分かったため、まずは会社を円満退職することに注力しました。コロナ禍もあり、後任者の選定から始めて、リモートで引き継ぎを完了するまで約5ヶ月かけて退職しました。

小学生の子どもがいるため、平日・日中勤務の仕事を中心に探していたところ、退職1ヶ月半後に希望にマッチするポジションが2つ見つかり応募したという流れです。

運よく同時期に2つ見つけられたため、まとめて応募しましたが、片方は郊外の工場勤務で車の運転が必要ということ。私はペーパードライバーのため審査前にお断りのご連絡をいただきました。

かくて残った1社に注力することになったのですが、想像以上に個人の能力や適性を判断するアセスメントテスト(適正テスト)が大変でした。
3日掛けて提出した資料を見ながらリモートで修正点のリクエストをもらい、修正したものを再度提出するという流れ。トータル1週間ほどはこのテストに費やしたという感じで、クタクタになりました。
加えて、英語の実力値を測るVersantテスト(ビジネスレベルの英語力を試すもの)もありました。

アセスメントテストとVersantテストの両方で合格点をいただかないと採用されないため、採用結果をいただくまでは、かなりもどかしい気持ちで日々を過ごしていました。

マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?

1. 自分の置かれた環境の中で、柔軟に対応する能力

仕事でも、普段の生活でも「思っていたのと違う」というような上手くいかないことが、日本より多く発生する気がします。その中で、「現状がダメなら次を探す」だとか、「大らかな気持ちを持って対応する」ということが長く暮らしていくには大事になってくるのではないかと思います。

2. 英語力

英語不要のお仕事もあるようですが、生活するには、かならず必要ですね。

現在どのような資格をお持ちですか?

TOEIC920

普通自動車第一種運転免許=ペーパードライバーです(笑)

過去に海外の経験はございますか?

学生時代、日本で学んだ英語が実際に通じるかを確認する意味で、カナダのバンクーバーでホームステイを1ヶ月しました。

バックパッカー旅行で、香港、スイス、ドイツ、オーストリア、タイ、ベトナム。通常の旅行では、韓国、台湾、カンボジア、マレーシア、ハワイ、ラスベガスに行ってみました。

インターンシップとして、サンフランシスコの赤十字に半年間。その際、シカゴ、NYも旅行しました。

出張として、ヒューストン、ベルギーを訪れたことがあります。

色々な国に行って日本との違いを感じるのが楽しいので、海外旅行が好きです。

ツアーではなく、バックパッカーとして旅行した学生時代は、旅行に出るたびに英会話力が上がった記憶があります。
また、インターンシップでもリスニング力が伸びたため、やはり言語は卓上での勉強以外に実際に使わないと伸びないと実感しました。

インターンシップを海外でされたわけは?

インターンシップですが、新卒で入社した会社で4年半勤務し退職、その後に行きました。

どうしても英語を使って仕事がしたかったのですが、当時はそのような職種に転職を試みたものの、不採用。英語力の無さ(特にスピーキング力不足)を実感したためインターンシップに行くことを決めました。
帰国後にTOEICは900を超えたものの、インターンシップの半年では、なかなかスピーキング力は上がらなかったと実感しました。スピーキングは別ものですね。

マレーシアでの子育て・教育をお決めになられた理由を教えてください。

大前提として、私自身が英語習得にかなりの労力と時間を費やしたため、子供には英語の習得はできるだけ母語に近い形で、苦労せずに自然に習得できるようにしてあげたいという気持ちがありました。

英語は学ぶ対象でもありますが、その期間はできるだけ短くし、ツールとして外国語を使いこなしてほしいと思っています(そのため、日本にいる間はインターナショナル保育園に通わせていました)。

また、英語ができるとアクセスできる情報源やその量に圧倒的な差が出てくると思いますし、進学先の選択肢もかなり違ったものになると考えています。

  1. インター校におけるアクティブラーニング(主体的な学習方法)の体得
  2. 暗記だけでは無い、答えのない問題の解決方法を考える力
  3. 色んな人種間でのコミュニケーション能力

上記3つがこれから益々国際化していく社会で必要になってくる要素だと思っています。

小学生の頃からこれらの能力を身につけ、進学すると共に本人が希望する分野の専門的知識も深め、日本が良ければ日本で、その他の国が良ければ外国で、グローバルに自由に生きていって欲しいと思っています。

マレーシアでの教育を考えたのは、

  1. 物価が比較的安い
  2. 多文化共生社会を肌で感じることができる
  3. 英語だけでなく、中国語、マレー語も学べる学校が多い
  4. インターナショナルスクールの選択肢が豊富である
    イギリス系を中心に、米国、カナダ、オーストラリア系などがあり、KL周辺だけでもおよそ80校のインターナショナルスクールがあると言われています。
  5. 学校が多いだけに、学費もピンからキリまで色々あるため、予算に合った学校を探すことができる

これらより、決めました。

休日はどう過ごしていますか?

現在はマレーシアへ渡航したばかりのため、居住エリア周辺モールや子供のインター校見学、候補のコンドミニアム周辺状況確認・内見をしています。

お住まいはどうされていますか?

現在は仮住まいで、空港からのアクセスの良さや家族の過ごしやすさ重視で選んだため、RM4,000/月のコンドに住んでいます。

学校決定後、RM2,000〜2,500/月のところで決めたいと思っています。

マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?

好きなところは、英語が通じるところ、日本との時差が1時間しかないところ(時間を気にせず日本にいる家族や友人などと連絡が取れます。インターンシップでサンフランシスコにいた頃、時差計算や調整が面倒でした。)、色んな国の料理が食べられるところ(スーパーにも各国の食材が並んでいて楽しいです)などです。

嫌なところは、トイレが濡れているところ(便座も床も・・・・・・毎回ではありませんが)、豚肉の入手が困難なところ(日本のスーパーで見る豚肉のようにカットされたものや、好みの部位の入手が容易ではないところ)です。

これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスはございますか?

目的を明確にして、10年後どうなっていたいかも考えて就職されると良いのではないかと思います。

将来の目標や夢をお教え下さい。

少なくとも一定の年数はマレーシアで生活し、子どもを育てることです。
基本的には高校卒業までは、子どもにはマレーシアでの教育をと、考えています。

それよりも早く、私たち親が介護やその他の理由で帰国を余儀なくされることもあるかも知れません。
子どもが入寮年齢に達する迄のこの先数年間は、確実にマレーシアにいようと考えています(学校の入寮設定年齢考慮)。寮生活も可能になると、必要な教育はひとりでもマレーシアで継続していけるでしょうから。

そのために、就労VISAを常に更新できるように仕事を頑張り、状況が変わっても再就職できるようにしたいですね。

インタビューを終えて

家族一緒にマレーシアに移住してきたRさん、お子さんの教育第一に海外生活を決められました。

お返事の端々にも真面目な人柄がにじみ出ています。

英語教育の大切さを身をもって実感されているからこそ、これらに正面から向き合っていることが、うかがい知れます。

お子さんの教育を考えたマレーシア海外就職は、ご家族内での理解と合意が大切で金銭的なハードルもありますが、新たな海外就職の形なのかも知れません。

(インタビュー:2022年7月)


「週末まとめ買いをするスーパーマーケットです。生活と言えば食糧調達が一番気になるところだなと思い選びました」といただいた1枚です。(撮影/ご紹介:Rさん)


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当記事取材協力は、マレーシアの海外就職人材紹介会社桜リクルート社マレーシア

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