インドネシアの状況をJACインドネシアのコンサルタント小林氏に伺いました

●現在(’10年6月)の求人市場についてお聞かせください。

今後期待される「自動2輪・4輪業界」「家電・消費材業界」「エネルギー系・金融系企業」、新たに「ITのコンテンツ系企業」「サービス業界」など。

インドネシアでの日系新旧業界での採用数は全体的に増加しています。

ただ、求職者の方には、インドネシア語か英語のビジネスレベルでの語学力、当地でしっかり根ざして頑張っていこうという思いへの企業側からの期待は益々高まっています。

●リーマンショック後のインドネシアの状況についてお教えください。

インドネシアでは2008年後半からじわじわと始まったリーマンショックの影響で、特に日系企業は、日本からの経済の影響を受け採用がストップされるケースも発生しました。

しかしながら、世界第4位の人口による国内需要に支えられ、消費材、製薬業界など不況知らずの業界もあり、不況からの復活は大変早いものでした。

2009年後半からは、インドネシアへの新規進出企業も増加、その勢いは現在(2010年6月)加速の一途です。

ユドヨノ大統領の再選で、これからの5年は「ゴールデンイヤー」と呼ばれており、所得倍増計画的なものも発表されたり、国内消費用の自動二輪・四輪、家電需要増にメーカーおよびそのサプライヤー、金融、商社、サービス産業等も付随し、各業界、活況を帯びています。

このような景気により採用数も増えており、地域によっては工場のワーカーの確保が困難になっている、という話も出てきているほどです。

景気への懸念されるリスクはあるものの、中国・インドに次ぐ第3の注目国として、しばらくは投資家の信用もつなぎとめていることと思われます。

‘08年2月の記事はこちらをご覧ください。

(インタビュー ’10年6月)

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