【海外就職 インドネシア ジャカルタ】日系企業で働くHさん(男性・20代前半)

インドネシアの日系メーカーで営業として働くHさんにお話を伺いました。

●何故インドネシアで就職されましたか?

私は大学でインドネシア語を専攻しており、学んだインドネシア語をビジネスで活用したい、海外で活躍したいと思っていました。

また、現在のインドネシアの経済成長が著しく、現地採用ではありますが、多くの企業がインドネシアに進出している、日本にはない大きな仕事ができる、仕事に没頭できると思い、インドネシアで就職しようと決意しました。

●入社した会社は日本企業ですか?

日系企業です。

●現在の仕事の内容について教えてください。

切削工具メーカーの営業として、新規開拓も含め、弊社製品をご利用の工業団地にあるお客様の工場へ毎日訪問しております。

●(そのお仕事の)経験はありましたか?

経験はほとんどありませんでした。

●その前はどのような仕事をされていましたか?

約1年程、新卒で入社した材料卸売りの会社で、内勤でお客様への見積もりを担当しておりました。

●就職が決まるまでの活動期間を教えてください。

3月終わりに前の会社を退職し、それまで貯めていた貯金を崩し、4月から約1ヶ月程就職活動へジャカルタに来ました。

●1ヶ月という長期なのは、やはりお仕事を辞められて来られたという事も関係していますか?

そうですね、時間があったのと、やはり仕事を辞めてきているので、どこかに就職しないと、という思いから就職活動にしては長い滞在だったと改めて思います。

話によれば、1週間から2週間あれば就職活動できる時間はあるとは聞いていましたが、慎重に就職活動をしました。

理由は、以前の日本での就職はとりあえず就職という気持ちが強く、失敗した為です。

今の会社を選んだきっかけは、ある意味直感です。

仕事内容や、自分に合うという観点で選びました。

会社の雰囲気も良く、人間関係が良さそうだったのも選んだ理由の1つです。

入社後働き始めてから、今の会社にして良かったと、改めて感じます。

製造業に携わる会社なので知らない事ばかりで、毎日大変ですが、ひじょうにやりがいがあります。

●昨年11月の就職説明会への参加をされたと聞いております。就職説明会参加された事で役に立った事はありましたでしょうか?

はい、就職説明会でインドネシアの現在の状況を身近に感じることができ、きっかけとなったと思います。

役に立ったのは、早く行動しよう、と転職活動に力が入った事でしょうか。

●インドネシアで働く為に必要なのは何と思われますか?

常に挑戦することを忘れない、その気持ちがインドネシア(海外)で現地採用として働く原動力となりました。

●現在どのような資格をお持ちですか?

海外に必要な特別な資格は持っていないです。

英検2級や、自動車の免許程度です。

●ところで、インドネシア語を習得されているとのお話ですが、その事はプラス面で就職活動に関係しましたでしょうか?

大いにありました、インドネシア語そのものを勉強していなかったら、インドネシア(もしくは海外)で就職というのは夢のまた夢だったと思います。

芸ではありませんが、芸は身を助けてくれたと実感しております。

インドネシア語を勉強してこられた事に感謝ですね。

●過去に海外の経験はございますか?

大学在学中に1年間インドネシアへ留学していました。

また小学校の頃、姉妹都市の交流で韓国へ2週間ほどホームステイを経験したことが、海外に視野を向けるきっかけとなったと思います。

●休日はどう過ごしていますか?

柔道を習い始めました。

また、国籍を問わず、友達と遊んだりしています。

●お住まいはどうされていますか?

コスという下宿で暮らしています。

●インドネシアのどこか好きですか?嫌いですか?

好きなところ、日本にはない人々が身近に感じコミュニケーションの大切さを深く感じました。

嫌いなところ、きりがないです、というのも育ってきた環境が違い、考え方が違う、そのため日本の常識が通じないこともあります。

しかし、その考え方を否定せず、受け入れ、理解することがこれからの重要な課題だと思います。

●これからインドネシアで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?

常に感謝の気持ちを持って、異国の地で利益を出させてもらっている、住ませていただいてる、という気持ちを忘れずに、という言葉を現在駐在員としてインドネシアで働いている大学の先輩からいただきました。

私もその気持ちが本当に大切だと思います。

あとは、挑戦する事。

偉そうな事は言えないですが、私はこの2つが大切と思っています。

インタビューを終えて

まだ20歳代前半のHさんに将来の夢をたずねると、30歳までには今の会社で大きなことができる存在になりたい。

そして、日本とインドネシア、また海外との架け橋になれるような仕事に携わりたい。

と、そのことについて漠然としていますが・・・・・・とお答えいただきました。

最近は以前にも増して、海外就職が注目を浴びています。

若い時に海外で違う文化の中で働く経験は、他国を知る上でも改めて日本を知る上でも貴重なものとなると思います。

しかしながら、何かと日々の生活に流され、知らないうちに年数が経つものです。

必要なのは、Hさんが30歳という時間を設けた様に、詳細でなくとも自分の中で何かしらのタイムテーブルを作る事かもしれません。

就職活動期間を焦らない事、じっくりと自分に合う働く環境を探す事の大切さも改めて感じたインタビューでした。

インタビューのメールのやり取りでも、Hさんの溌剌とした健闘ぶりが目に浮かぶ様です。

*日本での就職説明会開催のご連絡は当サイト「新着情報」でも随時告知中です。合わせてご参考ください。

(取材’11年11月)

(取材協力 セルナ・ファロリクルート
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