ベトナムの人材紹介会社 リクルート・ベトナムの金(キム)ダイレクターに伺いました。

●ベトナムで働くということについてお聞かせください。

ベトナムには1,000近い日系企業がすでに進出していると言われており、現在も進出企業は増加し続けています。

シンガポールや香港などの発展を遂げた国の場合には、仕事の枠(職域)が固まっており、働きやすい部分もございます。

一方ベトナム等新興国では、日本人ひとりひとりの仕事は多岐にわたり、大変な半面、いろいろな業務をこなしていくうちにご自身の経験が積めます。

また、責任や権限を与えられている場合が多いので、前例がないことも、まずはやってみるという事が多いでしょう。

こちらに住んでいる日本人同士の人との繋がりもできやすく、いろいろな方々とお仕事やプライベートでの交友が広がり易い環境にもあります。

組織の中でマネージメントやリーダーができる人が求められています。

ベトナムは国民の平均年齢が若い為、業務教育する年代が少数であるのがその理由です。

頻繁に転職を繰り返し、仕事のスキルが低いままの若年層が企業の将来の現地化へのネックとなっています。

その事より、日本人の求人を出される皆様からは人を育てることのできる人材が欲しいとの声をよく耳にします。

加えて、若手の方々に対するニーズも高く、一般的なビジネスマナーを身につけ、自主的に動ける人である方を紹介してほしいという要望が強くあります。

いわゆる指示待ち族ではダメだということです。

この国では、自分の将来の展望を語れる方であれば、目標を持てて日々の業務に打ち込めると思います。

●これから働く人にアドバイスをお願いいたします。

きちんとした実務経験が3~5年程度あればビザは取得可能です(要相談)。

英語も日常生活に困らない程度、かつ仕事の書類を読むことのできるレベルであれば問題ありません(ベトナム語についてはこちらに来られて勉強する方も多いです)。

こちらに仕事で来られる場合には、少なくとも5年間はベトナムのその会社で働くつもりでいていただきたいと思います。

まだ色々と立ち上げ業務がある会社も多いので、その組織で一緒に会社を作っていくつもりで働いてはいかがでしょうか?

その経験は、きっとご自身のキャリアにプラスで働くと思います。

その後に日本に帰国されるにせよ、ここベトナムで働いたという年数が血や肉となり、将来に無駄にならない様にしてください。

この国で働けることで満足せずに、小さな事でも結構ですので、ぜひ野心(目標)を持ってください。

日本でのビジネス経験や日本人のきめ細かい仕事の仕方は、日本人の方を採用するうえで、企業がとても期待をしている能力です。

海外で働くということは、様々な国の方々を相手にしていくことになりますが、日本人としての良さは強い武器となりますので、自信を持って海外にチャレンジしていただきたいと思っています。

●御社のサービスについてお聞かせください。

企業様に対しては、良い人材を紹介するだけではなく、企業様の人事パートナーとして、経営目標や戦略を実現するために最適と思われる組織構成および人材配置に関して等、人事に関することであれば何でもご相談をいただけましたら幸いでございます。

個人の皆様でお仕事を探されていたり、今後のキャリアについて相談したいという方がおられましたら、お気軽に弊社までご相談ください。

ご旅行のついでにオフィスにお越しになられても大歓迎です。

なかなかお仕事やキャリアの話を相談できる相手もいないかと思いますので、弊社であればベトナムや日本はもちろん他の東南アジアの国々の情報もご提供が可能です。

RGF(リクルート)は、企業や求職者の方にとって、いつでも気軽になんでも相談できる良きパートナーとなれるよう、尽力してまいります。

(インタビュー ’11年8月)

あなたも「アジアdeオシゴト」で東南アジアへ

アジオシには東南アジア各国(シンガポール・マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナム・カンボジア・ミャンマー・フィリピンなど)の日本人向け求人が毎日アップデートされています。