マレーシアの現在(10年3月)の状況を JACマレーシアの桐生マネージャーに伺いました

JACマレーシアの桐生マネージャーにお話を伺いました。

●前回のインタビュー時の’07年6月と現在(’10年3月)の変化についてお聞かせください。

製造業での求人も引き続き多数を占めているものの、最近(ここ2~3年)はコールセンターやシェアードサービスセンター※からの引き合いが急増しています。

(※コールセンターは顧客を持ち、その顧客のコールセンター業務を請け負うという内容で、シェアードサービスセンターは同じグループの会社内/各国の法人のバックオフィス業務を集約して各国向けに対応する、という内容です。)

コールセンターは外資系やローカル企業が多く、また、シェアードサービスセンターは大手外資系企業が多いので、結果として非日系企業からの求人が増えています。

●リーマンショック後のマレーシアの状況についてお教えください。

リーマンショック後は、(日本の)本社からの指示で人員削減・給与カットなどを行う企業が多く、特に2009年上半期までは殆どの企業で外国人(日本人)採用活動が凍結あるいはそれに近い状態となりました。

その後、東南アジアでの景気回復見込みがほぼ確実となり、その結果採用活動も再開となりました。

2010年に入ってからは本格的に日本人の採用が活発となり、求人も2008年までのレベルに近づいてきています。

ただし、以前と比較して企業側の選考基準が厳しくなった傾向があり、特に(以前はシニア層が注目されていると記載されましたが)50代以上の方々対象の求人はほとんどないのが現状です。

また、前回のインタビュー内容で「一時は工場の縮小や撤退が多少あった」と記載がありますが、2009年の景気が悪い中でも新規のマレーシアへの企業進出も少なくなく(但し、多くは非製造業)、今後もサービス業における規制緩和の動きもあるため、非製造業におけるさらなる企業進出も予想されています。

’07年6月の記事はこちらをご覧ください。

(インタビュー ’10年3月)

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