【海外就職 マレーシア クアラルンプール近郊】日系企業で働くHさん(女性・40代前半)

東南アジアで現地採用として働く日本人の皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はマレーシア クアラルンプール近郊の日系企業で働く40代の日本人女性にお話を伺いました。

海外就職先に「マレーシア」を選んだ理由は?

以前はマレーシア日系部品メーカーに就労しており、こちらで転職をしました。

もともと海外で就労したいと思い、東南アジア(マレーシア・シンガポール)で就活、オファーをいただき、マレーシアに来ました。

マレーシアに来た当初は独身で、日系部品メーカーで勤めていた際、当地で主人(日本人)と出会い結婚しました。

現在マレーシア滞在15年で、主人はマレーシアで自らの仕事を行っており、今のところ帰国の予定はありません。

マレーシアの就職先は、日系企業ですか?

はい、日系企業です。

就職先の仕事内容・同職務経験の有無を教えてください。

日系商社・営業です。

前職は日系部品メーカーで営業をしており、取扱商品は違いますが、職種としては営業(輸出入業務)ですので同じです。

日本での就労経験をお教えください。

大学卒業後、日本で8年社会人生活(金融業界)を送っていました。

マレーシアでの就職活動期間を教えてください。

3ヶ月半です。

その間、書類選考落ち2社、面接後オファー有り2社でした。

ウェブ掲載求人と人材紹介会社で仕事を探し、書類選考から面接までは数日から一週間弱、面接翌日に結果をいただきました。

今の会社に決めた理由ですが、前職の輸出入業務を活かせ、(子供がいるため)残業・出張を考慮いただいているところ、です。

ただ、実際は業務も終わらないこともあり・・・・・・自宅で持ち帰りしていることもあります。

マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?

英語はもちろんですが、マレーシアに限らず、何らかの職務経験は必要だと思います。

現在どのような資格をお持ちですか?

TOEIC800、中学高校教員免許(英語)

過去に海外の経験はございますか(留学、就学、旅行など)?

大学生の頃、1ヶ月半程、イギリス(語学留学)をしました。

特に得たものは、思いつかないですが、イギリス・国民性が好きになりました。

牧歌的景色が広がり、古きよきものが時代を超えて存在し、我慢強い国民性でしょうか、

イギリスで就労も検討しましたが、就労ビザ取得が困難であった為、東南アジアに目を向けました。

マレーシアでの休日はどう過ごしていますか?

家族と過ごすことが多いですね(バドミントン、ジョギング)

マレーシアでのお子さんの教育についてお聞かせください。

現在、子供は現地ローカル幼稚園に通っています。

幼稚園は英語ですが、週一回日本語クラスに参加させています。

卒園後は、日本人学校へ行く予定にしております。

英語だけでなく、日本語の読書きも身につけて、将来、日本・海外どちらでも生きていける人間になってほしいですね。

マレーシアならではの、子育ての喜び・苦労は何かございましたか?

【喜び】

マレーシア人は、子供に優しいですね。

こちらでは、ベビーカー論争もありません。

社会全体が子供への配慮があり、特にマレー人家族は子供が多く、日本の少子化とは反対です。

【苦労】

臨機応変は良い時もありますが、時にいい加減、子供が0~2歳の時、ナーサリーに預けていましたが、ミルク・おむつ・離乳食、こちらが言っても、要望通り行われなく、言い訳をされて・・・・・・。

とにかく、Becauseを使う、イライラしたこともありました。

マレーシアは、お子さんの安全面はいかがでしょうか?

マレーシアは治安が良いと言っても、日本と同じではありません。

昼間でも子供一人で通学・買い物等、言語道断です。

送迎は必須です。

時間・通学ルート・生活パターン、防犯面から時には変えることも必要です。

当地では、自分の身は自分で守る以外ありません。

子供の安全は、親の義務だと思います。

マレーシアでのお住まいはどうされていますか?

クアラルンプール市内のコンドに住んでいます(2ベッドルーム、家賃2,000マレーシアリンギット/月)。

マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?

好き→何事も臨機応変で、多民族国家のため、外国人を受け入れやすい国であること。

業務を進める際、(例えば見積り交渉とか)杓子定規ではなく、柔軟に対応できるところです。

嫌い→時間にルーズ、何事も時間がかかる。

会議スタート時間、業務事項の締切、依頼事項の返信等、時間を守れないことが時々、見受けられます。

15年間のマレーシア生活で、変わった点・変わらない点は?

【変わった点】

・環境の面

やはり、インフラでしょうか。

MRT(地下鉄)完成、Grab、ショッピングモールがあちこち出来て、日本食/商品に困らなくなりましたね。

ダイソー、ユニクロ、無印良品があり、民放も見られて、日本とほぼ変わらなく生活できるようになりました。

・自身の面

マレーシアに来た時はまだ若く、周りのいい加減・適当さに怒り、同僚と喧嘩をしたこともありましたが、時間と年の功?で、人に対して丸くなれた点でしょうか、相手より先回りして(相手の言う事を予測できるようになり)、対応できるようになったところです。

【変わらない点】

・環境の面

公衆トイレの汚さですね。

何年経っても、こちらでは皆さん、公衆トイレの汚さはあまり気にならないみたいです。

・自身の面

マレーシアに来た頃と、日本人的感覚は自身では変わっていないかと思っています。

これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?

マレーシアは、気候・食事・住居・治安も悪くなく、暮らしやすい国で、車も運転可能です。

多民族国家の為、職場でも外国人を受け入れやすく、分け隔てなく就労できます。

特に、日系企業で就労であれば、お客様/Supplier間で、日本人とローカルの橋渡しができるので、日本人であることはプラスかと思います。

一方、一般的にこちらの人は、日本人的感覚では、よく言えば時間にのんびり、悪く言えばルーズです。

こちらが急がせても、動かない際はイライラしますが、まぁー怒らずに・・・・・・最終的には何とかことは進みます。

何か目標を持ってマレーシアで就職するのが一番でしょうが、ただマレーシアで働くだけでも、日本との職場環境や業務の進め方も違い、社会人生活の中でいろんな意味で経験は積めるかと思います。

「日本で当たり前の事が、マレーシアでは通用しないとか」そういったことを経験するだけでも、業務遂行上で確認を怠らないとか、臨機応変さが身についたり・・・・・・。

そういう経験は、自身の成長につながると思います。

また、日本での就労は、決して無駄ではありません。

私の場合、マレーシアで就職にあたり、社会人としての土台が作れたのは、日本での8年があったからです。

海外で働くとは、当然ですが周囲から”日本人”として見られます。

日本人としての業務取組み・進め方・対応が求められ、日本人的感覚・丁寧さやきめ細かさが必要とされます。

正直、現地の人と同じであれば、その企業が日本人を雇う意味はないかと・・・・・・。

やはり、”日本人”であることをプラスにとって海外で活躍ができるはずです。

これからの目標や夢をお教え下さい。

子供がいるため、仕事と育児の両立は大変な面もありますが、その中でも昇進していきたいですね。

部下を育ててみたい(子育てじゃないですが、、、)といった気持ちはあります。

それから、マレー語をもっとブラッシュアップして、マレーシア人なみに話せるようになりたいです。

せっかくマレーシアに長く住んでいるので、公用語がもっと話せれば、地元の人とのコミュニケーションもよりスムーズにいくはず!?です。

インタビューを終えて

お仕事に子育てに奮闘されているHさん。

マレーシア滞在15年ということで、その間のマレーシアの変化も合わせて、色々と細かい質問をさせていただきました。

その各項目に、的確に丁寧にお応えいただきました。

特に日本人家庭における海外子育てのお話は、これからマレーシア生活を計画されている方々(駐在の方も含めて)には、参考となる点も多いのではないでしょうか?

変わらない日本人らしさを軸に、マレーシアに溶け込もうとするHさんの意志を感じました。

外国に住む日本人の生き方ということを改めて感じたインタビューでした。

 

掲載写真: これに尽きるでしょう!夜空の下のKLCC(ペトロナスツインタワー)は、何度見ても美しさに魅了されます。(撮影/ご紹介:Hさん)

(インタビュー:2018年12月)

 

たくさんの日本人が東南アジアの求人に出会い、現地で就職しています。

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当記事取材協力は、マレーシアの海外就職人材紹介会社の桜リクルート社マレーシア

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