【海外就職 マレーシア クアラルンプール近郊】日系企業で働くNさん(女性・20代前半)
マレーシア(KL=クアラルンプール近郊)日系企業で営業をされているNさんに伺いました。
●何故マレーシアで就職されましたか?
学生時代留学で初めてマレーシアに来て以来、この国に住みたいとずっと思っていたからです。
●入社した会社は日本企業ですか?
はい、日系企業です。
●現在の仕事の内容について教えてください。
現在はサービス業界で法人営業をしています。
主に顧客は日系企業様です。
●(そのお仕事の)経験はありましたか?
サービス業界の営業は初めてです。
●その前はどのような仕事をされていましたか?
日本にいた頃は、医療機器メーカーの海外営業をしていました。
●日本での職歴は何年ありましたか?
1年6ヶ月です。
●就職が決まるまでの活動期間を教えてください。
マレーシアでの就職活動期間は1ヶ月です。
●マレーシアへは日本のお仕事を辞められて就職活動に来られたのでしょうか(それともお休みを取られて)?
日本の会社へ辞表を提出後、マレーシアに就職活動に来ました。
有給が1ヶ月分残っていた為、就職活動中は前職の会社へ所属の状態でした。
●マレーシアでの就職活動期間は1ヶ月とのことですが、具体的にどう動かれたか、教えてください。
日本にいる頃から、マレーシアの人材派遣会社の方にスカイプ等で面談をしていただきました。
日本にいる頃より履歴書は何社かに送り、マレーシアに来てから現地で面接を受けました。
1社は東京で面接をしていただきましたが、日本での就職活動には限界があり、実際にマレーシアに来てから本格的に就職活動を行いました。
その間、3社内定を頂きました。
現在の会社に決めた最大の理由は、女性の現地採用の先輩がいることと、サービス業の営業に興味があったからです。
因みに営業の為、会社より車を支給いただいており、職場までの交通手段は車になります。
営業職で採用された場合ですと、一般的には会社より車の支給をいただくことが多い様です。
しかし支給がなく、実費で購入されている方もいらっしゃいます。
私は就職活動をしているときから、車を支給してくれる企業を選んでおりました。
●マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?
違いを受け入れる柔軟な姿勢と、忍耐力。
●現在どのような資格をお持ちですか?
TOEIC870点、英語検定は2級です。
他には特に資格を持っていません。
●過去に海外の経験はございますか?
高校生の頃に、ニュージーランドに留学しており、大学生の頃にはマレーシアに1年間半滞在していました(その内、社会学部に1年間交換留学生として留学)。
また旅行が趣味なので、年に数回はバックパックを持ってアジアを旅行していました。
●休日はどう過ごしていますか?
マレーシア人のお友達や日本人の友達と映画を見たり、趣味のスカッシュをしたりしてすごしています。
お酒をほとんど飲まないので、ローカルの友達と遅くまでテタリを飲んで過ごしたりしていますね。
●お住まいはどうされていますか?
現在は一人でコンドミニアムを借りています。
予算はRM1500で2ベッドルームのコンドミニアムです。
●マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?
好きなところ:寛容さ。暑いところ(海が好きな為)。食べ物。
嫌いなところ:交通渋滞。
●これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?
マレーシアはシンガポールや香港と比較して、求められる英語力が多少低くなる分、初めての海外就職には最適の場所かと思います。
またマレーシア人は言語能力が非常に高いので、多少英語が苦手な人の英語でも理解してくれます。
しかし3民族が混在しているこの国では、日本以上人間関係が複雑な様な気がします。
またこの国には全てに当てはまるルールというものが存在しないので、場面場面でその場に対応できる柔軟な対応が出来る時期にここで就職することをお勧めします。
インタビューを終えて
夢をたずねますと、『将来は、日本もしくは海外(マレーシアを含む)で外資系企業のマーケティングや営業職に就き、そして世界を舞台に働くワーキングマザーになる事』とのNさん。
留学以来、マレーシアに住みたいと思われていたとのこと。
住みたい程好きな国がマレーシアであったNさんでも、海外で現地の人と働くと、自らの文化というバックボーンの違いにより、日本で働く以上のストレスを感じる事があると思われます。
仕事の場合、利害関係がかならずありますので、留学とはまた異なるものだと。
考え方の違いで、些細な事に傷つく事もあるやも知れません。
その反面、一緒に何かを達成した時には喜びも一層大きく感じられる事でしょう。
海外就職での成功体験、失敗体験を20代の内に数々経る、そういう状況の中に自分をおき、今を頑張っているその事は、将来の大切な財産となると思います。
(インタビュー’13年1月)
協力:JAC RECRUITMENT MALAYSIA (AGENSI PEKERJAAN JAC SDN BHD)