【ミャンマーでの食事】日本食と自炊事情 ~ミャンマーで働く日本人コラム(Dream Job Myanmar)~

前回はミャンマー料理について中心に話しましたので、今回は、ミャンマーでの日本食と自炊事情についてお届けします。

※本記事は、あくまで筆者個人の視点に基づいた情報となります。

■自炊は可能か?

もちろん可能ですが、私の周りの日本人を見ると自炊している人は非常に少ないように感じます。

元々ミャンマーはご家族持ちの方でも、子育ての環境などを考え、今までは単身で来る方が多かったです。

ここ数年でインフラの整備などもあり、ご家族帯同の方が増え始めた段階なので、今までは自分ひとりのために自炊をする人が少なかったという背景もあると思います。

出張者はもちろん、駐在者でも一部ホテル暮らしの人もいるという状況もあります。

もう一点、住環境にもよりますが、まだまだ停電も多く、冷蔵庫を使って食材を保存することも難しく、衛生面は皆さん注意を払っているため、結果できたての料理を外食する人が多いように思います。

食材を買うスーパーはたくさんあり、生鮮食品も買うことができますが、あとは保存の問題です。

その他の食料品はローカルや近隣国の商品が多く、日本の商品はまだまだ限られており、置いてある場合も日本よりも高いです。

納豆が入荷した時などは、Facebook等で『今日●●に納豆置いています。』などの情報がシェアされるのも目にします。

私の場合は、家に水のタンクと電子ポット、IHヒーターは常備していますが、使う場面はホットコーヒーを飲む、インスタントラーメンを食べる程度というのが実態です。

■日本食レストラン

日本食レストランに行く頻度も人によって差があり、毎日行く人もいれば、週に1回程度の人もいます。

日本人同士で集まる機会では、日本食を利用することも多いですし、集まった機会に最新の日本食レストラン情報をシェアします。

日本語フリーペーパーには地図付きで情報が掲載されているので、持ち歩いている人も多いです。

日本食レストランの数自体は、出入りが激しいように見えますが、総じて増えているように見えます。

日本食レストランにも2パターンありますので、それぞれ紹介します。

・ローカル、日本人以外経営のレストラン

こちらは日本食レストランといっても、日本人が経営しているわけではないので、内装、サービス、味のクオリティなどの差がお店によりまちまちです。

日本滞在経験のある方がいるケースが多いですが、そうでない場合は日本語を話せる人もいません。

実は、私が一番良く利用している日本食レストラン(オフィス前にあるので)はこのタイプです。

日本滞在経験があるオーナーが遠隔で指導をしているようで、味のクオリティは満足しています。

お寿司がメインのお店のようですが、カレーか天丼を良く頼みます。

が、料理の提供スピードや提供順などはあいまいなので、いつ出てくるのかいつも不安になります。。

このタイプは値段もお手頃(一食500円以内が目安)で、お客さんもローカルの人が多いため、日本クオリティを求めるというよりは、ツッコミどころを見つけて楽しむ方が良いかと思います。

・日本人経営のレストラン

ここ数年で、この手のタイプのお店も増えてきています。

ただ、日本でおなじみの飲食チェーンは参入障壁も高く、ほぼ見かけません。

結果、ミャンマーオリジナルのお店を1店舗・複数店舗を構えているところが中心になります。

一般的には、内装にもこだわり、サービスレベルも高く、味も安定しているお店が多いです。

ジャンルとして一番多いのは、日本の居酒屋のようなかたちで幅広いメニューを準備し、昼はランチ用に定食を準備するというパターンです。

価格帯はお店により幅がありますが、一食500円以上~1000円以内、夜はお酒も飲むと2000円前後になり、日本のコスパの良い居酒屋がランチ営業もしているというような感覚かと思います。

ただし、このクオリティをミャンマーで維持するのは困難かと思われるので、やむなしかと思います。

だいたいこの手のお店に行くと、日本人の知り合いの方にお会いすることも多く、一部欧米系の外国人、観光客に人気になっているお店もあります。

あるお店で炙り〆鯖を食べた時は、こんなに美味しかったのか・・・と日本食の美味しさを見直す良い機会になります。

■特別編(日本アイテムで日本食化する!)

まとめると、ミャンマーで満足いく日本食を食べるためにはそれなりにコストがかかるため、おすすめは日本アイテムを持ち込んで、ミャンマー素材を日本食化することです。

具体的に私が重宝しているのはふりかけで、ミャンマー自体はお米文化で一食分20円程度で炊いたお米が手に入るため、これに複数種類のふりかけを日替わりで使い、インスタント味噌汁を付けるだけで立派な日本食が完成します。

ふりかけ以外のアイテムでも応用が利きます。

日本人の間でも、一時帰国者に日本アイテムを持ち込んでもらうようお願いする場合も多く、個人的にはこの方法が無理なく日本食を楽しめる効果的な方法かと思います。

食文化は、日本とミャンマー間で異文化理解を楽しめるテーマなので、ミャンマーローカルフードを楽しみつつ、日本食アンバサダーとしても活動していこうと思います!

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