第20回 現地で役立つミャンマー語について (Dream Job Myanmar)
アーロンミンガラーバー!(みなさまこんにちは!)
今回は、合計135もの民族が暮らす超多民族国家・ミャンマーの公用語、ミャンマー語(ビルマ語)についてお話します。
ミャンマーの公用語・ミャンマー語(ビルマ語)
ミャンマーの国土は、面積約68万㎢(日本の1.8倍)、 人口約5400万人。
数字の上では日本と比べて過疎のように思われるミャンマーですが、実はその小さな人口の中には合計135もの民族が存在しています。違いには大小はあるものの、それぞれに文化や言葉を持っており、その多様性が大きな特徴の一つとなっています。
そのようなミャンマーの国で、全人口の約7割を占めている民族がビルマ族です。現在では、そのビルマ族の言葉、ビルマ語がミャンマーの公用語になっています。
しかしミャンマーには前述の通りたくさんの民族がいますので、日本語でも英語でもミャンマーの公用語という意味でビルマ語を表すときは、”ビルマ語 Burmese”ではなく”ミャンマー語 Myanmar Language”と呼ぶ方が無難だと思われます。
ミャンマー語は文字と言葉の響きが日本語とも英語とも似つかないので、難しそうだと思われる方も多いかと思いますが、実は日本人にとってはとても学びやすい言語です。日本語とよく似た文法がほとんどで、主語の次に目的語・動詞と続くSOVの文法で成り立っています。そのため、日本人が学ぶのであれば、単語さえ覚えてしまえばある程度話ができるようになってしまいます。
異なる国の言語を学んで使うことは、より良いコミュニケーションや異文化理解、そして自分の知識の幅を広げることにも繋がりますので、ぜひこの場で少し学んでいってください!
ミャンマー語の挨拶
まずはコミュニケーションの基礎、ミャンマー語の挨拶をご紹介します。
こんにちは→ミンガラーバー
ミンガラーは、ミャンマー語で”幸せ、幸福”という意味で、”バー”は日本語の”です”に当たります。外国人がよく使う挨拶です。
初めまして(お会いできて嬉しいです)→トゥエヤーダーワンターバーデー
”トゥエ”は”会う”、”ヤー”は可能、”ダー”は”こと”、”ワンターバーデー”は”嬉しいです”という意味をそれぞれ表します。これは初めての人にはミャンマーの人もよく使う挨拶です。
ありがとうございます→チェーズーティンバーデー
”チェーズー”は”恩恵”、”ティン”は”置く”、”バーデー”は丁寧に当たります。
さようなら→ピャンドーメーノー
”ピャン”は”帰る”、”ドー”は”もう”、”メーノー”は”〜しますね”という意味です。つまり、”もう帰りますね”というのが直訳です。日本人的にはなんだか冷たく感じてしまいますが、こちらでは普通です。
ミャンマー語で自己紹介
次は、ステップアップをして簡単に自己紹介をしてみましょう。先ほども少し言及しましたが、ミャンマー語は日本語ととてもよく似ているので日本人には簡単だと思われます。ぜひトライしてください。
- 私/僕 は (名詞) です。
- チャマ/チャノー ガ (名詞) ピッパーデー
名詞の部分には、自分の名前や年齢を入れることができます。
例えば、
私は佐藤です。→チャマ ガ 佐藤 ピッパーデー
年齢を入れる時は、年という名詞である”アテッ”を使って、
私の年は25です。→チャマ アテッ ガ 25 ピッパーデー
と言うことができます。
- 私/僕 は (名詞) を (動詞)です。
- チャマ/チャノー ガ (名詞)(コー) (動詞)バーデー
※名詞の後のコーは省略して話すことが多いです。
例えば、下記の語彙集を参考にすると、
私は本が好きです。→チャマ サーオウッ チャイッパーデー
と言うことができます。
語彙集
好きです(like)→チャイッパーデー 仕事→アロウッ します→ロウッパーデー 初めて、一番最初→パタマウーゾウン 住んでいます→ネーバーデー 日本人→ジャパンルーミョー 読む→パッテー 本→サーオウッ 頑張ります→チョーザーメー (場所)で/に→(場所)フマー cf. 私は初めてミャンマーで仕事をします。 |
ランチでの会話
最後に、ミャンマーでのランチで役立つミャンマー語の会話をご紹介します。
これをきっかけに、一緒にご飯を食べに行ったり、食べ物の話でコミュニケーションが取れたりすると思いますので、ぜひ使ってみてください。
- ご飯はもう食べましたか?→タミンサーピービーラー
- 何を食べましたか。→バーサーダレー
- 何を食べますか。→バーサーマレー
- 美味しいです。→サーロカウンデー
- 何がいいですか。→バーカウンダレー
- 何が好きですか。→バーチャイッタレー
- これをください。→ダーペーバー
現地の言葉を使ってより良いコミュニケーションを!
ミャンマーでは、もともとイギリスの植民地だったという歴史的背景と、最近では英語教育が小学校1年生からなされていることもあり、英語が案外通用します。個人的には、ミャンマーの人の方が日本人よりはるかに英語を話せる人が多いと感じます。そのため、日本人のみなさんにとっては、仕事の上でも英語だけで事足りるコミュニケーションがほとんどなのではと思います。
しかしながら、私たち日本人が日本に来ている外国人が日本語を話すのを聞くと嬉しいように、私たちがミャンマーの言葉を話すことはミャンマーの人たちにとっては嬉しいものだと思います。
文化の違う人たちと仕事をすることは容易なことではありません。だからこそ、今回紹介した全てではなくとも、ワンフレーズだけでも使ってコミュニケーションをとり、現地の方と打ち解けるきっかけにしていただければ幸いです。
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