【ミャンマー生活コラム】Dream Job Myanmarってどんな会社?
Dream Job Myanmar は、ミャンマーで主にミャンマー人を対象とした求人メディア(ウェブ/スマホアプリ/Facebook)を運営しています。
また、その人材データーベースを活用した人材紹介サービスを、主にミャンマーに進出してきた外資系企業に提供しています。
今後はEdTech*を利用した教育/職業訓練に関わる新規事業を展開予定。
*EdTech・・・ 教育とテクノロジーを融合させ新しいイノベーションを起こすビジネス領域。 具体的にはブラウザ上で完結してインタラクティブにプログラミングの勉強ができたり、オンライン動画を見て勉強するなど。
なぜ、ミャンマーなのか?
数十年間、世界経済と切り離されていたミャンマーでは、国内の経済が発達せず、良い企業も育たず、よって良い就職先もなく、いくら真面目に努力しても中々報われることが少ない社会が長らく続いてきました。
しかしようやく2011年を境に民主化・改革開放へと進み、現在のミャンマーは日系をはじめとする外資の進出に沸いています。
ついに、努力が報われる社会の到来です。
けれども、ここにミャンマーの今後の発展を妨げる大きな、大きな大きな問題が横たわっています。
外資や国際協力によって資本は入ってくる。
技術も外資や先進国が後押ししてくれる。
けれども、それを受入れ、生かし、活用する十分な人材がいない。。。
これは一社で一朝一夕に解決できる問題ではありません。
根本的にはミャンマーの教育システムそのものの改革と、世代交代が必要です。
長い時間がかかります。
けれども、私たちにできることが必ずあるはず。変化の流れを少しでも加速させるような事業を行うことができるはず。
まずは、主にミャンマー人を対象とした求人サイトの運営よって、ミャンマーの人たちに今まで出会うことができなかった仕事との出会いの機会を作り出しています。
そして企業向けには求人サイトを無料開放するとともに、人材紹介事業を開始。
数少ない光る候補者や原石を見つけ出して紹介することで、企業にとっても候補者にとっても価値あるサービスへと少しずつ磨き上げています。
今後は求人サイトと人材紹介サービスを進化・拡大させながら、より社会的インパクトが大きく、そして今ミャンマーで一番求められている教育/職業訓練に関する新規事業を構想しています。
特に教育×テクノロジー(EdTech)によって、劇的に教育の効率を高めながらコストを下げることができれば、事業として成功させながら、より多くの人々に教育の機会を提供できる、そう考えています。
筆者はなぜミャンマーへ?
はじめまして。Dream Job Myanmarの森下です。
私は新卒で7年間勤めた会社を辞めて、Dream Job Myanmarへ転職しました。
新卒で入社した大手教育系企業では、九州支社で高校への営業を5年間、その後グローバル教育領域の東京本部に異動して2年間、新事業の開発・推進に携わりました。
退職後、はじめはASEAN内での大学院進学を計画していましたが、進学準備も兼ねてフィリピンで語学留学をしていた時に、Dream Job Myanmarで働くという選択肢が出てきました。
行ったことも知り合いもいないミャンマー。
どちらの道に進むべきか悩みましたが、Skypeでの面談、現地視察を経て、働くことを決断しました。
実際に働き始めてみて、ミャンマーの環境は?
長くいる人からすればここ数年でも相当便利になったそうですが、マクドナルドもスターバックスも、日本のコンビニも、まだミャンマーにはありません。
それ以上に、交通渋滞や停電などインフラもまだまだ整っていません。
外資規制などの制約もあり、まだ進出していない事業・サービスがたくさんあります。
「アジアのラスト・フロンティア」と呼ばれる所以を日々感じています。
不便さは生活の上で時にストレスにもなりますが、ポジティブに捉えると、ミャンマーの将来のために必要な仕事がまだまだたくさんあるということなのです。
これからは、そんなミャンマーで日本人が働くイメージを持っていただけるようなコラムを連載していきたいと思います!
コラム寄稿2016年8月:Dream Job Myanmar