【海外就職 マレーシア クアラルンプール】日系企業で働くTさん(女性・30代後半)
マレーシア(KL=クアラルンプール)の日系企業で働くTさんに伺いました。
●何故マレーシアで就職されましたか?
いつかは英語を使ってアジア(マレーシアに限らず)で働いてみたいと思っており、たまたま結婚した相手がマレーシア人でした。
ヨーロッパで暮らす前からアジアが好きで(と言っても英語圏のアジアで、シンガポール・香港等)、アジアの方が仕事を見つけやすいかもと思っていました。
元気のあるアジアにいつか住みたいとも。
また、日本での大学在学中の第2外国語は中国語をとっていたので、言語的にも興味がありました。
●入社した会社は日本企業ですか?
はい。
●現在の仕事の内容について教えてください。
社長の秘書。
英語・日本語の議事録の作成。
通訳。翻訳。
社長のスケジュール管理。
ファイリング。
●(そのお仕事の)経験はありましたか?
前の会社でも社長の秘書でした。
●その前はどのような仕事をされていましたか?
ヨーロッパ滞在中にソフトウェア会社に勤務後、マレーシアに移り日系商社で秘書業務、輸出入業務。
●就職が決まるまでの活動期間を教えてください。
1ヶ月です。
まず、人材紹介会社2社に登録し、2社から仕事を紹介されました。
ただ今の自分にあう仕事ということを重視したので、勤務時間・場所をかなり制限し、うけようかうけないか悩み、人材会社の方とも相談にのっていただいて、最終的に面接をうけることを決心。
1次面接で、社長、HR、マネジャーの方と面接。
その時に採用の通知を後程だしますというお話で、その日の内に人材会社経由で採用のメールをもらいました。
●マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?
健康。
ポジティブ精神。
●現在どのような資格をお持ちですか?
特別な資格はありません。
運転免許証ぐらいです。
●過去に海外の経験はございますか?
ヨーロッパに10年程住んでいました。
その国は、とてもすみやすい国でした。
寒いですが雪もそれほどふらず、暑すぎることもなく。
語学学校に通っている時に就職活動をし、仕事がみつかったので長くいることになったと思います。
仕事がなければ帰国していたはずです。
英語を使って仕事ができたと夢がかなって楽しい経験でした。
●休日はどう過ごしていますか?
語学学校で中国語クラス。
買い物。
ジム。
●お住まいはどうされていますか(可能でしたら大まかなご予算もお教えください)?
マレーシアに家を買いました。
リンクハウスとマレーシアで一般的に言われる、英語ではテラスハウスという長屋がくっついている民家です。
●マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?
好きなところは、インフラ、日本食、おいしいご飯、何でもそろっています。
何でもトライしようとすればできますが、、、
嫌いなところは、意外と物が高かったり、日本みたいに思うようにすんなり物事が進まないところ、
あと日焼けがつらいです。
●これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?
年齢制限がここでは、広告にはっきりとでています。
人材紹介会社に連絡をとり、下調べが必要だと思います。
●将来の目標や夢をお教えください。
まだマレーシアでやっていないことがたくさんありますので(東南アジアへの旅行、観光。言語、マレー語、中国語を勉強。国内旅行。日本語を教えたりとか、料理の習い事とか。)、それをやってみたいです。
また大きな家がほしいですね。
マレーシアに長く住むつもりで来ましたが、実際住んでみて、現地の給料と生活費の割合を考えると生活費が意外とかかるということで、住みにくいなぁと感じ始めています。
主人がもし、もしですが、海外、例えばシンガポール等に仕事を見つけた場合は英語圏であれば家族で移住するのも選択肢にあるかなと思っています。
インタビューを終えて
お互い学生の時に、友達を通じて知り合ったパートナーと共に、ヨーロッパで暮らしていたTさん。
マレーシアにはパートナーの関係で移り住んでこられたそうです。
外国語の習得は当然ながらも、職務経験からも面接後にすぐに合格の通知をいただいた様です。
長く海外生活を続けていらっしゃるTさんならでのご回答、大切なものの中に健康をあげられています。
海外生活経験のない方は海外での医療費などは、まずあまり念頭にないと思います。
海外に暮らすと日本で日本人が暮らすのと異なり、国によっては医療費がとてつもなく高額となる場合があります。
また年齢を経てくるに従って、必要な医療費も出てきます。
これは決して無視はできません。
Tさんが挙げられた様に、間違いなく健康とは海外で生活を続けるのに重要な要因だと言えるでしょう。
いろいろやってみたい事があるとおっしゃるTさん、それまでとは全く異なる環境の中でも、順応でき得る好奇心旺盛な人柄が推し量れるインタビューでした。
(インタビュー‘14年5月)
協力:桜リクルート社マレーシア