タイ(バンコク)の人材紹介会社J Career Recruitment Service Co.,Ltd.の社長、長谷川氏に伺いました。
タイ(バンコク)シーロム・ロード、Liberty Square Building23階のオフィスに伺いました。
●タイで働くことの意義と可能性についてお聞かせください。
「タイで働く」ことの良さは、まず、タイの環境や生活スタイルの中で暮らせることです。
日本と比較してのんびりした雰囲気の中での生活やストレスも溜まりにくく、余暇の楽しみもたくさんあります。
とはいえ、会社で働く以上、仕事においてものんびりしているわけではありません。
仕事の厳しさや忙しさは、日本のそれとあまり変わらないと考えるべきでしょう。
逆に言うと、日本人が活躍できる場が豊富にあるということでもあります。
タイに進出している日系企業の数は、他の国と比較しても非常に多く、日本人やタイ語を話すタイ人の人材の需要は慢性的に不足しています。
このような状況で、自分の力を発揮できる場を見つけてみていただきたいです。
●タイでの企業が求めている人材は?
意思の疎通ができる英語力と日本での社会経験が必要となります。
英語が通じないことも多いタイにおいて何故英語か?との疑問も生じると思います。
しかしながら、英語は中途半端に勉強した片言のタイ語よりも仕事の実務面で役に立つことが多く、また企業サイドもそれを求める傾向もあります。
また、日本人が応対するタイ人も英語を使える場合が多いというのもその理由でしょう。
日本での社会経験という点については、社会人として企業で働くという意識を求められていると考えられます。
タイで働くとはいえ、それなりの給与を得る仕事は日本人であるという事実からその給与を払うのであって、対応する顧客も日本人ということも多いのが事実です。
社会人のマナーというものを身につけている人を企業は求めます。
●これからこちらで働くことを考えている人へのアドバイスをいただけますか?
企業が求めている人材ということでも先にも申し上げましたが、前提条件として語学力(英語)が必要です。
これはタイで就職をお考えの前に日本でも準備できることでもあります。
タイ人とのコミュニィケーションを取るという点においても意思疎通のできる英語力を身につけましょう。
待遇面については、日本での待遇をそのままレートで換算すると給与はけっして高くないという現実があります(もちろん高い方もいらっしゃいますが)。
ただ暮らしに困るかといえばそうでもないのも事実です。
よって、ご自身の将来を見据えた上でのタイでの就職をお勧めいたします。
タイで仕事をするということで、バンコクにこだわらずに地方の仕事に目を向けてはいかがでしょうか?
日本から進出している企業は製造業が多い為に、全体的にバンコク以外の求人が条件面でよい場合のが実情です。
●最後に御社のサービスについてお聞かせください。
多くの方は、タイに来ていきなり就職ではなく、最初の半年・1年をタイ語語学留学などで過ごし、その後就職活動をされています。
関連会社のライトハウスインフォサービス㈱のタイ留学サポート部門「スタディインタイランド」では、学校の入学手続きサポートやタイのアパートのご案内を行っております。
この部門との連携により、タイ留学から就職まで一貫したサービスで、留学で得た経験や知識を活かせる仕事をご案内しております。
今後は、留学終了前に、内定をもらえる方をもっと増やしていきたいと思っています。
J Career Recruitment Service Co.,Ltd.のウェブサイト
(インタビュー ’07年9月)