【海外就職 シンガポール】欧米系企業で働くIさん(男性・20代後半)

東南アジアで現地採用として働く日本人の皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はシンガポールの欧米系企業で働く20代の日本人男性にお話を伺いました。

海外就職先に「シンガポール」を選んだ理由は?

海外、それも旅行で訪れた時に感じた東南アジアの熱気が忘れがたく、目を奪われ、そこで働きたいという気持ちが湧きました。

なかでもシンガポールは英語で仕事ができるというのが主な理由で、家族で住むにも安全な国だということも大きな要素でした。

シンガポールの就職先は日系企業ですか?

いいえ、欧米系企業です。

就職先での仕事内容を教えてください。

企業の契約書を精査する仕事をしています。

そのお仕事の経験はありましたか?

いいえ、ありません。

その前はどのような仕事をされていましたか?

日本のインフラ業界で専門職として働いていました。

シンガポールでの就職活動期間を教えてください。

インターネットでシンガポールの求人を探しました。

色々と求人が出ている中からコンタクトを取り、就職が決まったのは、人材紹介会社に登録をして約2週間です。

その間、4社に登録をし、人材紹介会社とのスカイプ面接、そして雇用企業とのスカイプ面接で就職が決まりました。

シンガポール・海外で働くために必要なことは何でしょうか?

まだ短期間ではありますが、その間に気がついた事として、
・語学力(英語)
・動じない心や気持ちの切り替えができること
・目標を持ち日々を送ること
目標ですが、これがないと、気がつかないうちに時間が経ってしまいます。

現在どのような資格をお持ちですか?

簿記検定2級 TOEIC810点などです。

過去に海外の経験はお持ちですか?(留学・就職・旅行など)

フィリピンのセブに3ヶ月英語留学をしていました。

前職は全然海外とは関わりあいのない仕事で、私自身も英語は受験勉強以来手つかずと言う状態でしたので、まずは3ヵ月間の英語留学をしました。

短期では、台湾・香港・ベトナム・マレーシア・シンガポール・カンボジア・インドネシアなどを旅行しました。

シンガポールでの休日はどう過ごしていますか?

主にU.S.CPA(米国公認会計士資格)試験の勉強をしています。

あとは日本人以外の交流イベントなどに参加して、色々な人と会うことを楽しみにしています。

シンガポールでのお住まいはどうされていますか?

イギリス人、フィリピン人とコンドミニアムをシェアして住んでいます。

予算は約1,000シンガポールドルに光熱費(40ドル未満)が加わった程度です。

シンガポールのどこが好きですか?嫌いですか?

好きなところは、気候があったかいこと。

自然災害が少ないこと。

治安がよいこと。

そして、私が見る限り、シンガポール人自体全体的に向上心にあふれ、勉強熱心なことです。

私自身も刺激にもなります。

嫌いなところは、物価が高いこと。

英語のなまりが強い人がいて、聞き取りづらいこと、です。

これからシンガポールで海外就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?

私自身海外就職を希望していましたが、周りの”むりだ”という反対の声に悩まされました。

海外に関わる仕事は未経験であり、英語もおぼつかなかったことから、仕事を辞めた後、海外就職も目標にまず英語習得に集中しました。

そこでは本来の目的を忘れずに勉強する人と流されて勉強がおろそかになる人とがいましたが、私自身は流されずに勉強をしたひとりだと自負しています。

もし、未経験でもその気があれば一念発起してトライしてみる価値はあると思います。

視野が広がり、考え方(ものの見方)も変わるのでは?と思います。

要するに本人のやる気次第だと。

インタビューを終えて

将来は、日本にいらっしゃるご家族と一緒に海外(東南アジア)での生活を計画しているというIさん、現在はその為の会計士の資格を取るべく休日は勉強中心の生活をされているそうです。

Iさんの場合、海外就職時まで定職についていて蓄えもあったこと、パートナーである奥様も現在日本で資格を持ち働いているなど、経済基盤がしっかりしていることも、未経験からの海外就職に踏み切れたひとつの要因だと思います。

また、スカイプ面接のみの就職には、その国に来た時にその国にどうしてもなじめないという不確定要素があるものですが、既にシンガポールに来られた経験のあるIさんにはその心配はなかったそうです。

自分でしっかりと目的を持つこと、これは日々の生活で忘れがちになるのですが、改めまして目的を持ち行動することの大切さを気づかせてくれるインタビューでした。

 

掲載写真:「カフェで週末勉強して過ごしています。」といただいたシンガポールのスターバックスの写真(撮影Iさん)

(インタビュー’16年7月)

 

たくさんの日本人が東南アジアの求人に出会い、現地で就職しています。

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