東南アジアへの海外就職 気をつける病気 デング熱
生活環境の異なる外国で肝心なのは健康維持ですが、時として思いがけない病気にかかることもあります。
東南アジア諸国では、デング熱がそのひとつです。
日本でも近年ニュースなどでも取り上げられた病気ですので、記憶に残っている方もいるのではないでしょうか?
高熱を伴い、発疹、骨関節痛など、インフルエンザ―に似た症状を起こします(人によっても症状は異なるようですので、専門医の診察が必要)。
デング熱を媒体するのは、日中に活動するネッタイシマカという蚊の一種(広く東南アジア地方に生息)で、有効な予防ワクチンがありません。
よって、この蚊にさされないことが、大事です。
デング熱にかかっても体の倦怠感程度で、気がつかないくらいに軽い症状の人もいますが、入院するケースもあります(ごくまれに重症化)。
病院で安静にしておけば、いずれ治るのですが、問題は入院費用を含む高額の海外医療費です。
健康体力に自信がある方も、このような病気もあるため、海外就職活動で渡航する場合/実際海外で生活を始める場合、その国で高額医療(入院・手術など)をカバーできる医療保険に入ることをお勧めいたします。
(掲載写真)シンガポールでは注意勧告のため、患者が出た地区には警告が出ます。
付近で10人以上の患者・赤(RED)、10人未満の患者・黄色(YELLOW)です。
日本の報道ではセンセーショナル取り上げられましたが、シンガポールでは、ある意味身近な病気とも言えるかも知れません。
住宅地では、定期的に殺虫効果のある煙を撒いて、蚊の駆除を行っています。
デング熱については、厚生労働省のウェブサイトも合わせてご参考にしてください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html
シンガポール政府National Envirnment Agency(ウェブサイト)からは、感染地区・患者数などを知ることができます。
https://www.nea.gov.sg/dengue-zika/dengue