【海外就職 マレーシア クアラルンプール】日系企業で働くNさん(女性・20代後半)

マレーシア(KL=クアラルンプール)で働くNさん(女性・20代後半)に伺いました。

●何故マレーシアで就職されましたか?

日本で積んできた日系企業向けの法人営業経験を活かせ、且つ英語のスキルアップができる場所をターゲットにしていました。

事前に東南アジア数カ国を観光旅行で訪れた際に、マレーシアでは「ここならストレスなく住めそうだ」と感じ、マレーシアでの就職活動を始めました。

シンガポールや香港は自分の英語のレベルが達していないこと、物価が高そうだという事情から対象から外していました。

●入社した会社は日本企業ですか?

日系のマレーシア現地法人です。

●現在の仕事の内容について教えてください。

法人向けオフィスサプライの営業をしています。

顧客はほぼ日系企業で、お客様の窓口の担当者が日本人であった際の担当として業務を行っています。

社内にはローカルスタッフが大半で、また協力企業もローカル系のため、現地の人達とやりとりする機会も多くあります。

●(そのお仕事の)経験はありましたか?

日系企業向けの法人営業という意味では経験を活かせています。

業種については前職と異なるため、いちから勉強しています。

●その前はどのような仕事をされていましたか?

新卒後5年間、日系リース会社にてオフィス設備の法人営業をしていました。

●就職が決まるまでの活動期間を教えてください。

半年程度。

まず前職の社内にて海外赴任の希望を出しましたが会社全体での海外勤務社員の枠が非常に少ないことがわかり、断念しました。

その後、海外出張のある国内企業への転職活動を行いましたが、海外業務の経験がなかった為思うような結果が出ず、海外現地採用職を検討することになりました。

在職中に日本国内でマレーシアの就職エージェントに登録して情報を集め、一部電話面接等も行いましたが本格的に活動を始めたのは退職後です。

退職後二週間程度マレーシアに滞在し、数社の現地面接を経て現在の業務への採用がきまりました。

●マレーシアで働く為に必要なのは何と思われますか?

場面に応じて自分の頭で考え、臨機応変に対応し、行動に移せる能力。

(マニュアルや先人の経験則が日本に比べて圧倒的に少ないので、受身の姿勢では仕事が成り立たない為)

失敗してもその度に落ち込まずにスキルに変えようとするマインド。

自分が何のためにここに来て、何を得たいのかという自分なりの軸を持っていて、悩んだ時に立ち返られる事。

●現在どのような資格をお持ちですか?

自動車運転免許、日商簿記2級、TOEIC860点(就職活動の時点では770点でした)

●過去に海外の経験はございますか?

就業経験はありません。

学生時代1ヶ月程度のオーストラリアでのホームステイ、社会人時代に長期休暇を利用した1週間のフィリピン語学留学で英会話の勉強をしました。

●休日はどう過ごしていますか?

まだスキルアップに充てる時間が多く、英語の語学学校に通ったり、自宅で英語学習をしたり、仕事に必要な資料を読んだりして過ごしています。

その他は友達と買い物をしたりカフェでお茶をしたりと、日本にいる時と変わらない休日の過ごし方をしています。

数ヶ月に1度は近隣のリゾートや他のアジア諸国に旅行もしています。

●お住まいはどうされていますか(可能でしたら大まかなご予算もお教え下さい)?

オフィスから車で30分程度の住宅エリアにコンドミニアムを借りています。

一人暮らし(1ベッドルーム、1シャワールーム)で家賃は月1700RM(2014年3月現在約5万円強)です。

現在、カンパニーカーを会社から借りて車で通勤しています。

●マレーシアのどこか好きですか?嫌いですか?

好きなところ:日本の会社のように、社内全体がワーカホリックというようなムードはなく、比較的プライベートとバランスのとれる仕事の仕方ができるところ。

国民全体の幸福度が高く他人の揚げ足をとるような人がいないところ。

親日的なところ。

気候が良く過ごしやすいこと。

物価が安いところ。

嫌いなところ:きれいな公共トイレが少ないこと。

何かにつけオペレーションが日本ほど整っておらず、段取りが悪いなと感じることがあるところ。

●これからマレーシアで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?

マレーシアは海外経験のない人にとっての第一カ国目の海外としてとても適している国だと思います。

特にクアラルンプールは他の先進国と変わらない程発展していて、生活するのに不便と感じることはほとんどありません。

また日本ほど失敗を受け入れない文化でもないので、一度トライしてみて合わないと思ったら環境を変えることに関しても比較的寛容だと思います。

「案ずるより産むが易し」が通用する国です。

●将来の目標や夢をお教えください。

近い将来については、ローカルスタッフと齟齬のないコミュニケーションができる英語力を身につける事。

また、近隣ASEAN諸国の案件も任せてもらえるようになる事。

業務知識についても早く身につけて、案件をある程度自分の力でハンドルできるようになる事。

(今は先輩にかなり頼っているので)

遠い将来については、海外に永住したいとか世界を飛び回りたいとかそういった思いはなく、日本に戻りたいなと思っています。

日本が大好きなので。

新卒後に入った日本企業が、同期が100人弱いる大手企業だったこともあり、社内評価や成績が常にプレッシャーで息苦しく感じていた経験があってとにかく「他人と違う経験やスキルを身につけなければ生き残れない」という思いを強く持つようになりました。

日本に帰国して新たに仕事を見つける際に、自分にしかないスキルを武器にできるように、自分が納得するところまでマレーシアでそれを追いかけたいと思っています。

インタビューを終えて

小さい頃から外国の音楽や映画が好きで、漠然と一度は日本以外の国で暮らしてみたいなという思いがあったというNさん。

真剣に海外就職を検討するようになったのは日本での社会人経験を経てからとのこと。

日本での大企業で働いていた気持ちを、スキルの大きな差別化ができないまま働いている自分に悶々としていたと語っていただきました。

社会の停滞感と閉塞感の中、夜遅くまで働いて成果を出さなければならない雰囲気にも少し疲れていたとも。

そこで自らを奮い立たせたのが、「何か人と違う経験を身につけなければ」という思い。

方向転換の模索の中で、環境を変えるという選択をされたそうです。

国をまたぐことに対して全く抵抗がない中、海外就職という選択肢がごく自然に浮かびあがったと。

メールの全ての質問に、丁寧でお気遣いのあるお答えをいただきました。

追加でお聞きするのもほぼなかったくらいでした。

お仕事も同じ様に相手の事を思いやるという姿勢なのだと思います。

ご回答のひとつひとつ、隅々まで、Nさんの前に進むのだという思いが伝わってくるインタビューでした。

(インタビュー’14年3月)

協力:JACマレーシア

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