【海外就職 シンガポール】日系企業で働くGさん(男性・30代後半)

シンガポールの広告代理店で働くGさんに伺いました。

●何故シンガポールで就職されましたか?

シンガポールに来る前には、アメリカ(USA)で働いていましたが、 ビザ等の諸条件によって、日本へ帰るか、他国へ行くか選ばなければならなくなりました。

海外で働き、住む事をまずは決めたものの、ではどこで?と・・・・・・。

色々と調べる中で、英語を使い、職の選択も多くあり、かつ労働条件も良いのはシンガポールだと思い、この国へ来る事を決めました。

幸い友人もいた為に、実際のシンガポールの状況を確認できたのも決心できた要素の一つです。

●入社した会社は日本企業ですか?

シンガポールを拠点とする日系企業です。

●現在の仕事の内容について教えてください。

紙媒体、オンライン、屋外広告、イベント企画運営などのデザイン及び企画立案、またそれらを統合した、マーケティングプランやメディアプランのご提案など、クライアントのニーズに対応した様々なサービスを提供しております。

包括的なマーケティングプランをご提案する際などは、企画書が数十ページに及び、深夜までの作業になることもしばしばです。

クライアントは日系7割、ローカル3割で、シンガポールを中心にアセアン全域をターゲットにしているケースがほとんどです。

よって、日本人よりもローカルや欧米の方とコミュニケーションをとる機会が多いです。

業務上、他国への出張も時々あります。

シンガポールだけでなく、複数国にまたがり、仕事が出来ることは自分のスケールを広げる、良い経験になります。

●(そのお仕事の)経験はありましたか?

全く同じではありませんが似た業務を経験した事はあり、それらの仕事は、現在の業務と重なる点もあります。

●その前はどのような仕事をされていましたか?

イベントの企画・運営。

無料誌の営業をアメリカでやった経験がありました。

●就職が決まるまでの活動期間を教えてください。

アメリカから人材紹介会社の方とコンタクトを取り始めたのは、仕事が決まる2ヶ月前からです。

諸々のやり取りを経て、自分に見合う仕事の求人をリストアップしてもらいました。

シンガポールに来た翌日から各社との面接が始まり(4社受けて)、その内の1社に決めました。

●シンガポールで働く為に必要なのは何と思われますか?

自分の中で当たり前だと思っていた既成概念にとらわれずに、柔軟に対応する事でしょうか。

●現在どのような資格をお持ちですか?

特に持っていません。

●過去に海外の経験はございますか?

はい。

アメリカの大学を卒業後、5年間働きました。

●休日はどう過ごしていますか?

家族と一緒に過ごしたり、サッカーをしたり、趣味の写真を、家族写真も含め、楽しんでいます。

●お住まいはどうされていますか?

家族がいますので、HDBフラットをユニットで借りています。

●シンガポールのどこか好きですか?嫌いですか?

好きなところは、全般的に住みやすいところです。

外食の食べ物も口に合いますし、色々な価値観が共存しているところも心地よいですね。

嫌いなところは、家賃や車が高額なところです。

●これからシンガポールで就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?

月並みかもしれませんが、自分の軸がぶれない事、言い方を変えると目的意識を持つ事です。

ここシンガポールに自分が何故来たのか?ここで自分が何ができるのか?それらを考える事が重要です。

語学でも何でもいいので、他人に負けない武器を持つ事も自分を支える柱になるのではないでしょうか。

ある意味においては、無神経な程の図太い精神を持つ、いわば頑固と言われるのもほめ言葉かもしれませんね。

インタビューを終えて

アメリカで学び、お仕事をしてきたGさん、海外で働き続ける事を選び、シンガポールへ移って来られたそうです。

シンガポールに来られる事を決めたのも、色々と数ヶ国を比較検討した結果との事です。

ご家族がいらっしゃる為か、将来の事を聞くと、「子供の為」にという言葉を聞きました。

企業からの派遣でなく、自らの意思により家族で海外に暮らすとは、未来の生活を考えるという事から避けるわけにはいきません。

より真摯に将来を見据えなければならないのかもしれません。

現在はインターネット等の発達によって、諸々の情報を現地に行かずして入手できる時代になりました。

複数の方法で海外での就労について調べる事が可能です。

その点においては、情報の洪水の中で取捨選択する能力が求められているのでしょう。

ただ、最終的には決断し、シンガポールなり、その該当国へ足を運ばなければなりません。

遠いアメリカからシンガポールまで来られたGさんの情報収集力と行動力、お話を聞く中で「情報」と「行動」の大切さ、そのバランスの重要さをも感じました。

(インタビュー’12年7月)

協力:Goodjob Creations Pte Ltd

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