【海外就職 タイ バンコク】日系企業で働くCさん(女性・20代後半)
タイ(バンコク)のサービス業で働くCさんに伺いました。
●なぜタイで就職されましたか?
以前日本で働いていた会社の社員旅行でタイに来たのがきっかけです。
その旅行時にタイ文字に興味を持ち、帰国後タイ語を習い始めました。
その後、仕事をしながらバンコクで勉強するお話をいただき、当地に来ました。
そのコースの終了後に、改めて自分の将来を見据えた就職をここで考えました。
●入社した会社は日本企業ですか?
はい、日本企業です。
●現在の仕事の内容について教えてください。
バンコクの日本人の皆様に当地での生活のサポートをする仕事をしております。
●(そのお仕事の)経験はありましたか?
いいえ、ありません。
●その前はどのような仕事をされていましたか?
日本で店舗での販売・接客業務をしていました。
商品の買い付けもしたことがあります。
●就職が決まるまでの活動期間を教えてください。
3~4週間でしょうか。
途中事情により一時帰国していましたので、動けた期間はもう少し短くなりました。
メールで面接のご連絡を人材紹介会社の方よりいただき、タイに戻ってきた翌日に面接、そして間をおかずにその翌日に2次面接があり、1週間後に内定のご連絡をいただきました。
就職活動にはメールアドレスを持っていることは必須でしょうが、加えてメールは毎日確認しないとだめですね。
私の場合帰国時にメールを確認できない日があったのですが、その間に人材紹介会社の方よりのメール連絡が来ていました。
間に合って運が良かったと思います。
●タイで働くために必要なものは何と思われますか?
就職課活動期間に感じたのは、英語もしくはタイ語は必要だと。
求人では英語が話せることが条件になっている求人が多かったように記憶しています。
また、働き始めたのちは、タイ人とうまくやっていける人であることでしょうか。
タイ人のやり方も取り入れて・・・・・・。
●現在どのような資格をお持ちですか?
サービス接遇検定2級を持っています。
●過去に海外の経験はございますか?
高校の時にハワイに短期語学留学をして以来、海外に興味を持ち、その後も旅行単位では時々海外に出かけていました。
仕事では韓国に行ったことがあります。
●休日はどう過ごしていますか?
休み前日の夜はタイ人や日本人の友人たちと夜更かしをするので、休みそのものはお昼くらいまでアパートでゆっくりとしています。
アパートは女性も安心して住めるようなセキュリテイのしっかりしたところに一人で住んでいます。
1万バーツ以下で外国人も住んでいるようなところに住めますよ。
住む場所を探す折には、そこに住んでいる人たち、その環境も大切ですね。
●タイのどこが好きですか?嫌いですか?
好きなところは、いっぱいあるのですが、物価が安いのが一番です。
おいしいものが安く買うことができます。
一般的にタイ人のことも好きです。
その笑顔で私自身の笑顔も増えたような気がします。
嫌いなところは、ちょっとデリカシーのない態度があるところでしょうか。
日本人のように相手のことを察する気持ちはあまり感じません。
何故か秘密の話を皆が知っていたなんてこともありました。
●これからタイに就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?
英語かタイ語の語学は必要です。
求人にはそれが最低条件になっているところも多いので。
また、タイの人は怒られること、恥をかくことを嫌うので、何かあっても頭ごなしで否定しない、ある面おおらかさも持つことが必要です。
そして、積極性と言えばいいのか、「行動力」も仕事を探す上では大切のように思います。
インタビューを終えて
お会いしたコーヒーショップで、いろいろとお話をお聞かせいただきました。
社員旅行で訪れ、タイで見た文字に惹かれたとおっしゃるCさん、日本で通ったタイ語の学校がバンコクへの道につながったようです。
高校の時に外国に行く機会があり、それが海外での生活への興味の原点。
就職活動も出会う方皆が親身になっていただいて運がよかったですと、他人への感謝と配慮も備えた会話に好感が持てました。
今のところ日本帰国がいつになるかは考えていないとのこと。
まずはこの仕事を続けていきますと、笑顔ではきはきとおっしゃるCさんに、明るく誠実な人柄を感じました。
(取材’09年12月)
(取材協力 SAGASSタイランド)
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