【東南アジア就職レポート】シンガポールの住宅事情について(2015年)
東南アジアでもシンガポールは物価の高い国として知られています。
その中でも住宅費は周辺国より一段と高いものとなっています。
実際にシンガポールに住む日本人の住宅事情はどうなっているのでしょうか?
シンガポールの住宅は、HDBと呼ばれる「公団団地」、コンドミニアム・バンガロー(一戸建て)等の「民間住宅」があります。
たいていの日本人は、HDB(公団団地)もしくはコンドミニアムに住んでいます。
公団団地やコンドミニムも、その立地や駅からの距離、築年数などによって賃貸料金も大きく差があります。
*駐在員の場合
コンドミニアムと言われるプールやジムが併設されている民間集合住宅(セキュリティガードあり)に、1ユニットを借りて住んでいるのが一般的です。
予算:3,000シンガポールドルくらいから10,000シンガポールドルくらい *ただし(新しい傾向として)=下記に書いてある様に独身・単身で狭いユニットの場合もう少し安い。
家賃は各会社の規定により、全額会社補助、一部個人負担など、様々です。
また、勤める会社の業種や規模によっても、その予算は異なります。
就学児がいるご家族は、送り迎え対象になっているコンドミニアムに住むので、日本人家族が多く住むところもあります。
*現地採用の場合
多くが1ユニットを数人でシェアー、またはオーナーの住むユニットの間借りというかたちです。
・コンドミニアムの1部屋をシェアーという形で借りる方法
1つのユニットを複数人で住み、家賃を分担します。
自分が使用している部屋の広さなどで負担額は異なります。
他人と一緒に住むために、いくつかのルール(共同使用エリアの掃除、友人の訪問時間など)があります。
予算:1,000シンガポールドルくらいから2,000ドルくらい
・HDB(公団団地)のオーナーが住む1部屋を間借りする方法
公団団地を所有するオーナーが空いている部屋を貸す形です。
キッチンを汚したくないためにガスの使用は不可、などいう想定外の条件がある場合もありますので、間借り時には使用条件を確認する必要があります。
予算:700シンガポールドルくらいから1,200ドルくらい
シェアーや間借りの場合は、契約を書面にしておらず、のちにトラブルになるケースもあるようです。
契約事項を明確に書面で取り交わすことをお勧めいたします。
(新しい傾向として)
・過去はコンドミニアムの賃貸物件の多くは2ベッドルーム(リビング1つに、ベッドがある部屋が2つあるユニット)でしたが、スタジオタイプ(リビングがない1部屋)のユニットも増えてきており、安いところは月1,500シンガポールドルくらいから借りることができるようにもなりました。
・シンガポールの労働ビザ取得条件を満たすために、全体的に現地採用日本人の給与があがったため、場合によっては他の人と住居をシェアーせずにひとりで借りることもできるようになってきています。
●コンドミニアム、HDB(公団団地)については、こちらをご参考にしてください。
●実際の物件情報はこちら(「住まい」のページ)をご参考にしてください。