シンガポールの人材紹介会社アーチの荒川社長に伺いました。

●シンガポールで働くということについて、貴社がこの国で事業をスタートした事も踏まえて、お聞かせください。

私自身がシンガポールで起業したのは、この国がビザ(一部ビザ取得の改訂等あって事情が変わってきてもいますが)やライセンスを含めて制度的に起業しやすい環境にあった事、全般的にリーマンショック後も日本からの投資も伸びている事。

それらと他の諸事情を考えて、シンガポールで起業しました。

個人的には自分のイギリスでの就労経験もここシンガポールになじみやすいものとなっていると思っています。

来てみて、思う事は、シンガポールが思いのほか、生活しやすい事です。

安全面・衛生面も他のアジアの国々とは一線を画しているとも言えるでしょう。

この国での生活で頭を悩ますものと言えば、住宅費用とレストランが高い事です。

海外で働くに関しては、一度自分の頭を切り替えて、給与の円ベースでの換算を切り離す事ではないでしょうか。

そういう中で、私としましては自分がロンドンに行って自分のキャリアに対する向き合い方が変わった様な体験を、これからシンガポールに来られ仕事をされる方に経験して欲しいと。

シンガポールで働いた方々が将来日本へ帰って社会に貢献できる力になりたいと考えています。

●企業の求める人材とは?

昨今のビザの条件が厳しくなっている事を踏まえて、日本人に関しては永住権保持者(PR)、扶養者ビザ(DP)の日本人の採用、つまり企業サイドがビザ・サポートの必要がない人の採用が活発になっています。

反面、同じ日本人でも、就労ビザ(EP)を企業サイドがサポートする為のスキル的なものを身に付けるには、それまでに職務経験が5年~10年必要(あくまでも一般的な目安ですので求人によっては未経験でも応募可能な案件もございます)とお考えください。

就職にはメーカー、商社(貿易関係)の求人が多く、会計士などの資格を持つ方などは職を得るに有利です。

そして、シンガポールに実際足を運べる方、つまり当地へ来られて就職活動を出来る方、その実行力なども企業としては見ています。

●これから働く人にアドバイスをお願いいたします。

英語が使える事でしょうか?

これは仕事のみでなく、プライベートでも自らの生活を楽しく過ごす事のできるツールとなります。

賛否両論ありますが、英語の基礎を学ぶという意味においても、TOEICなども有効ではないかと思います。

ビザを取りたいが為に、仕事内容を確認・精査せずの就職は、お勧めできません。

就職後、「こんなはずではなかった」と思うようなことがないよう、仕事内容の確認は念入りにされた方がよいでしょう。

また、職場環境は日本とは同じではありません。

日系企業の海外現地法人は、日本本社と比較すると規模が小さい場合が多く、日本での勤務環境(組織形態や教育研修体制)や職場のイメージとは異なる場合もあるかもしれません。

どのような環境下でも、自分の手でキャリアを作っていく心構えが必要でしょう。

●御社のサービスについてお聞かせください。

Archは、国や国境を越えて活躍する皆様のキャリア構築のお役に立ちたい、との想いから設立されました。

近年、経済のグローバル化は国や地域、業界にかかわらず進展し続けており、「グローバル化への対応力」の必要性と重要性が増してきています。

こうした観点から、キャリア形成の一環として多国籍企業での就業経験、海外での就業経験を積むことを模索する方々が増えてきています。

我々は、こうした海外経験を短期的な「良い経験」だけにとどまらないよう、中長期的な視点を持って皆様の転職活動のお手伝いと助言をさせて頂きます。

これら企業と個人の双方のニーズそれぞれに対して、を元に、シンガポールを中心とした就職/採用のお手伝いをしております。

高い顧客満足を目指し、現状に決して満足することなく成長し続けながら、より良いサービスを提供してまいります。

Archのサービスの根幹は、直接お会いしてのヒアリングとコンサルティングにあります。

なぜなら我々は、お会いしながらお話しすることでこそ、文字情報だけでは把握できないより精緻な経験を理解出来、各種希望についても正確に把握し、より的確な求人紹介につながると考えているからです。

また同時に、直接お会いすることによって、ご自身がお気づきでない強みや可能性が見えてくるとも考えています。

求人の質と量だけでなく、職務経歴書の書き方のアドバイスや面接前の情報提供を通して、皆様のキャリア形成における最良のパートナーとなることを目指します。

なお、転職サポートにかかわるサービスは全て無料です。

ご登録者の方々から料金を頂戴することは一切ございません。

サービスに関するより詳しい内容は別途お電話またはメールにてご相談ください。

対面、お電話、メールのいずれかご希望に応じて対応させて頂きます。

「環境を変えてみたい」、「自分に他の職務経験を積む可能性はあるのか?」「海外勤務とは?」、「海外転職って出来るの?」、「海外転職するには英語力はどれぐらい必要?」などと思ったら際には、どうArchにご相談ください。

皆様の現状とご希望に沿って皆様お一人お一人にあわせた情報提供をさせて頂きます。

弊社にご来社いただく場合には、アポイントをお取りの上、8階の受付で弊社の社名を告げていただき、私をお呼び出しください。

アーチのウェブサイト

(インタビュー’12年11月)

あなたも「アジアdeオシゴト」で東南アジアへ

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