【海外就職 カンボジア プノンペン】日系企業で働くAさん(カンボジア人・男性・30代前半)
東南アジアで現地採用として働く皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はカンボジア・プノンペンの日系企業で働く30代のカンボジア人男性にお話を伺いました。
海外就職先に「カンボジア」を選んだ理由は?
日本留学後に日本で働いていましたが、親が高齢になり、そばにいて親孝行をしたいと思い、カンボジアに帰国し就職しました。
プノンペンの就職先は日系企業ですか?
はい、日系企業です。
就職先での仕事内容を教えてください。
工場の生産管理に関わる仕事をしています。ただ、社員の管理も含めて自社の業務全般に関わっています。
そのお仕事の経験はありましたか?
いいえ、ありませんでした。
その前はどのような仕事をされていましたか?
日本での仕事になりますが、IT関係の仕事でエンジニアとして働いていました。
カンボジアでの就職活動期間を教えてください。
カンボジアに帰国を決めて、プノンペンの人材紹介会社に登録後約1週間です。
スカイプなどでの面接もありましたが、カンボジア帰国前には既に就職が決まっていました。
カンボジア・海外で働くために必要なことは何でしょうか?
日本人にとっては、この人の為に頑張ろうと思わせるような、一緒に働く地元の人たち(カンボジア人)と良い関係を築くことではないかと思います。
現在どのような資格をお持ちですか?
情報技術者資格というITに関わる日本の資格を持っています。
過去に海外の経験はお持ちですか?(留学・就職・旅行など)
私にとって外国と言えばカンボジア以外の事で、日本には留学時代も含めて15年間住んでいました。
プノンペンでの休日はどう過ごしていますか?
会社の休日は週休1日なので、そういう時間がある時は親と一緒に過ごしています。
プノンペンでのお住まいはどうされていますか?
実家で親などの家族と一緒に住んでいます。
カンボジアのどこが好きですか? 嫌いですか?
好きな点は、自分が子供の頃と比べると段違いに安全になったことですね。当時は夕方になると外出するなとまで言われていた時代がありました。
また、コンビニなどができて便利になった事です。
嫌いな点は、賄賂が日々の生活でも、ふつうにあるということです。
これからカンボジアで海外就職を考えている人へのアドバイスは何かございますか?
英語が苦手な人は、日々の生活の為にも、ある程度話せるように準備をしてはいかがでしょうか?
また、仕事では、日本と同じレベルを求めても、こちらではできないことがあります。
そういう場合に相手にどう言うか?自分がどう行動するか?
ここで仕事をして生活をするには、カンボジア人の気持ちを推し量る努力が必要です。
インタビューを終えて
見た目も日本人のようなAさん、待ち合わせしたホテルのロビーでも、お声をかけていただくまで、ご本人とは気がつきませんでした。
それはカンボジア人でもそう思えるようで、まだ日に焼けていない日本からカンボジアに戻られた当初は、どこに行っても地元の人から英語で話しかけられたと笑っておっしゃっていました。
穏やかな口調で、色々とお話をお聞かせいただいた際のAさんの日本語は、普通に日本人が話す日本語と変わりなく自然で、その語学力には驚きました。
言語能力のみならず、日本での就労経験が6年間あるということも、分野は違えど現在日系企業で働く知識の礎となっているのだろうと思いました。
現在日系企業で日本人社長のもと、日々飛び回る忙しい毎日を過ごされているそうですが、「将来は?」という質問には、「まだ具体的にどういう分野でとは決めてはいませんが、最終的には自分で会社を起こしたいと考えています」と。
急速に発展していくカンボジアでのAさんの将来、出会ったひとりとして、今から楽しみです。
*Aさんはカンボジア人ですが、日本に留学経験があり、日本語の会話も日本人と変わりはありません。インタビューのすべては日本語でご対応いただきました。
掲載写真: 「最近、カンボジアの表参道にハマっています!」といただいたのは、Toul Kok(=TK)地区にあるTK Avenue(通称:TK)のしゃれた通りの1枚。(撮影:Aさん)
(インタビュー’17年5月)
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当記事取材協力は、カンボジアの海外就職人材紹介会社 カムアップジョブ