【マレーシア情報】8月の動向 ナジブ元首相 刑務所に収監
8月はマレーシア元首相であるナジブ氏の有罪が確定し、刑務所に収監されました。
ナジブ元首相関連
ナジブ元首相 別の裁判で高裁に出廷
8月23日に刑務所に収監されたナジブ元首相は25日午前8時35分、政府系ファンド1MDBに絡む別件の裁判でクアラルンプール高等裁判所に出廷した。
ナジブ元首相 刑務所に収監される
政府系ファンド1MDB関連の不正流用事件で連邦裁判所で有罪が確定したナジブ元首相(69)が8月23日夕方にスランゴール州カジャン刑務所に収監された。
ナジブ元首相の有罪が確定 連邦裁が控訴裁の判決を支持
政府系ファンド「1MDB」の子会社SRCインターナショナル社の資金不正流用事件で起訴されていたナジブ元首相に対し、連邦裁判所は8月23日午後、控訴裁判所の判決を支持する判決を下した。
疾病関係
新型コロナの死亡者数15人 4月以来の最多
保健省が8月18日に発表した新型コロナウイルスによる死亡者数が15人に達した。4月20日に16人を記録した以来、最多を記録した。
新規感染者数 再び4000人台に
保健省が8月11日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者数は4896人に達した。
B型とC型肝炎の死亡者数が増加傾向
カイリ・ジャマルディン保健相は7月28日、B型とC型肝炎の死亡者数が増加傾向にあると述べた。
政治経済
予算上程、3週間早く開催へ
10月28日に上程される予定だった来年度予算審議が、3週間早く開催されることになった。
首相 早期の次期総選挙の実施を示唆
イスマイル・サブリ首相は8月22日、海外メディアのインタビューで早期に下院総選挙を実施する可能性があると示唆した。
ジョホール州タンジュンペレパス港、貨物取扱量が順調に増加
ウィー・カーション運輸相は8月22日、ジョホール州タンジュンペレパス港(PTP)について、「ウクライナ危機が世界貿易に影響を与えているにもかかわらず、順調に成長している」と述べた。
首相就任1年 政権崩壊も予想していた
イスマイル・サブリ首相が第9代首相として就任してから8月21日で1年が経った。
ナジブ氏の首相復帰の可能性も=マハティール氏
マハティール元首相(闘争党党首)は8月20日、次期総選挙で統一マレー人国民組織(UMNO)が圧勝するとの見通しを示した。これに伴い、職権濫用罪などで裁判を受けているナジブ元首相は恩赦を受け、首相に復帰する可能性が出てくるとも予測した。
7月の貿易額、輸出入額ともに最高額を達成
マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が発表した2022年7月の貿易統計によると、貿易高は前年同月比39.8%増の2526億5,000万リンギとなり、18カ月連続で2けたの伸びを記録した。
財務相 第4四半期の経済は難局に直面
トゥンク・ザフルル財務相は8月17日、今年第4四半期(10~12月)の国内経済が難しい局面になるとの見通しを示した。
財務相 今年のGDP伸び率5.3~6.3%
トゥンク・ザフルル財務相は8月15日、マレーシアの今年の国民総生産(GDP)の伸び率が5.3%~6.3%に達するとの見通しを示した。
UMNOのザヒド総裁 選挙は年内に
最大与党の統一マレー人国民組織(UMNO)のアフマド・ザヒド総裁は8月15日、次期下院議会選挙は年内に行われるのが適切だと述べた。
6月の製造業売上高、前年同月比23.4%増
マレーシア統計局は8月9日発表した2022年6月の製造業売上高は1,535億リンギで、前年同月に比べ23.4%増えた。
7月の製造業PMI、50.6に上昇
2022年7月のS&Pグローバル・マレーシア製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は、50.6に上昇した。
財務相 2023年の国内の景気後退に懸念
トゥンク・ザフルル財務相は8月5日、2023年にマレーシアが景気後退に陥る可能性があると指摘した。米のCNNでのインタビューで語った。
マレーシア 月産原油生産量を9月から増産へ=OPEC
石油輸出国機構(OPEC)は8月3日、非OPEC参加国であるマレーシアの月産原油量を引き上げると発表した。現在は59万4000バレルだが、2022年9月からは59万5000バレルと1000バレルの小幅の増産となる。
労働関係
政府、改正雇用法の施行を来年1月1日に延期
サラバナン人的資源相は、9月1日と予定していた改正雇用法の施行を大幅に繰下げ、来年1月1日に延期すると明らかにした。
土日の休日移行の決定は急がない=ジョホール州スルタン
ジョホール州のスルタン・イブラヒム・イスカンダルは8月23日、州政府が提案した土曜日と日曜日の休日の移行の決定は急がないと発言した。
改正雇用法、第一付帯条項の詳細
Mタウンがクアラルンプールの法務コンサルタントなどが発表している資料を元に、第一付帯条項の詳細をまとめたもの。
改正雇用法、適用範囲を4,000リンギに引き上げ
改正雇用法(Employment Act、以下EA)が9月1日改正されるにあたり、月給2,000リンギまでの従業員、または賃金に関係なく特定の従業員グループにのみ適用されていたものが、この下限が4,000リンギまで引き上げられる。
ジョホール州 来月にも土日を休日に変更か
ジョホール州政府は近く、土曜日と日曜日を休日に変更することを発表する見通しだ。
高度技術労働者30万人 2025年までに創出へ
アズミン・アリ通産相は8月13日、マレーシア人の高度技術労働者を2025年までに30万人創出させたい考えを示した。
改正雇用法が9月1日に施行 週の労働時間短縮
人的資源省のアワン・ハシム副大臣は8月10日、改正雇用法が9月1日に施行されると上院議会で述べた
6月の失業率3.8% パンデミック以降で最低
マレーシア統計局は8月9日、6月の失業率が3.8%にとどまったと発表した。2021年に新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降、最低を記録した。
マレーシア生活
独立記念日を迎えるにあたっての安全対策
8月31日のマレーシア独立記念日を迎えるにあたり、在マレーシア日本大使館は、メールで「独立記念日を迎えるにあたってのマレーシア安全対策」と題した注意事項について一斉配信を行った。
2022年下半期の電気代、「同レベルに維持可能」=財務省
財務省は8月27日、2022年下半期の電力料金について「上半期と同レベルに維持できる」との見通しを示した。
KTM、首都圏電車への自転車持ち込みを無料に
国営マレーシア鉄道(KTM)は、健康的なライフスタイルを促進する取り組みの一環として、首都圏を走る電車コミューター(Komuter)へのあらゆる種類の自転車の持ち込みを許可した。8月6日から追加料金なしで持ち込めるようになっている。
自動入国ゲート 9月から外国人も利用可に
出入国管理局は8月8日、クアラルンプール国際空港(KLIA)の自動入国ゲートを9月から外国人にも開放することを明らかにした。長期滞在パスをもっている外国人が対象。
MM2H 申請再開後に267件を受理
ハムザ・ザイヌディン内相は8月4日、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)プログラムが昨年9月に申請再開してから267件の新規申請を受け付けたことを明らかにした。
売上税改正案 ネット販売業者にも課金へ
財務省は8月1日、「2022年売上税改正法案」を国会に上程した。
今年の人口増加率、0.2%増と推計
マレーシア統計局が発表したの年間人口に関する資料によると、今年の人口増加率は0.2%増にとどまると推計している。
マレーシア出入国
ANA、冬ダイヤから羽田〜KL便を復活
全日空(ANA)は10月30日以降の冬スケジュールの増便について発表した。羽田〜クアラルンプール線の復活が決まり、同日から週3便運航する。
今年の海外観光客目標数920万人に引き上げ
ナンシー・シュクリ観光・芸術文化相は8月29日、今年の海外観光客目標数を920万人に引き上げたと述べた。新型コロナウイルスの影響で今年4月に国境が全面的に再開され、この時点で目標数を450万人としていた。
https://mtown.my/news/politics/20220830-004/
ANAの燃油付加費、10〜11月は片道3万円に
ANAグループ(ANA・エアージャパン)は、10月1日から11月30日発券分の「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」「航空保険特別料金」を発表した。出発地が日本または目的地が日本の旅程のANAマレーシア・クアラルンプール便に適用される金額は、片道当たり30,000円となる。
ワクチン3回接種の帰国者、陰性証明書不要に
岸田首相は8月24日午後、入国・帰国者全員が提示義務のある「滞在国からの出国前72時間以内の陰性証明書」の取得について、9月7日から帰国者には不要とする方針を示した。ただし、ワクチン3回接種の証明書提示が必要となる。
JALの燃油サーチャージ、10〜11月は片道29,800円
日本航空(JAL)が発表した2022年10~11月発券分の国際線燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、8~9月発券分をさらに上回り、過去最高となった。日本発旅程でのマレーシアを含む東南アジア行きのサーチャージは片道当たり2万9,800円となる。
7月の訪日観光客、マレーシアからは1,600 人
日本政府観光局(JNTO)が発表した2022年7月の外客統計によると、マレーシアからの訪日外客数数は2019 年同月比 95.8%減の 12万400 人にとどまっている。外国人観光客向けに添乗員付きパッケージツアーの受入れも再開されたが、入国制限等の影響もあり数字はひきつづき低調だ。
日本発短期海外旅行者、離日前の証明書が有効なケースも
日本への帰国・入国の際に必要な「陰性証明書」について、8月15日午前0時(日本時間)日本到着分からは、日本から外国へ短期渡航する者が、日本出国前に日本で検査証明書を取得し、かつその検査証明書が外国を出国する(日本に向かうフライトの出発時間を基準)前72時間以内に検体を採取したものである場合、日本への帰国(入国)に当たって有効な証明書として取り扱うこととなった。
https://mtown.my/news/covid-19/20220818-005/
マレーシア航空の羽田便、初便が出発
マレーシア航空のクアラルンプールー東京・羽田空港間を結ぶ初便が8月15日出発した。日本への同社による乗り入れ地点は、東京・成田、大阪・関西に次ぐもの。
ワクチン未完了者への入国条件緩和
政府は先に、マレーシアへの入国者は8月1日以降、新型コロナウイルス予防対策で導入されたアプリ 「MySejahtera」上で、トラベラーズカードを記入する必要がなくなった。
在マ日本大使館「帰国のためのレター発行」に対応
在マレーシア日本大使館は8月4日、新型コロナウイルスに感染し、マレーシア政府の規定に従って隔離期間を終了したものの、その後のPCR検査で陽性判定が続いてしまっている帰国希望者に対して、「帰国のための領事レター発行」に応じる旨を発表した。
進出日系企業
河村電器産業、シンガ社株70%取得=マレーシアにも拠点展開へ
受配電設備、屋内外配線器具の製造販売を手掛ける河村電器産業(本社・愛知県瀬戸市)は8月24日、シンガポールの配電盤メーカーであるシンテック・スイッチギア&エンジニアリングの70%株取得について7月12日、合意した。同社を2023年3月末までに連結子会社とする予定。シンテックは、シンガポールだけでなくマレーシアに生産拠点を持つ。
ロット10のDONKI、24時間営業に
「JONETZ by DON DON DONKI」を運営するパン・パシフィック・リテールマネジメント(マレーシア)は、クアラルンプール中心部ブキッ・ビンタンにある「JONETZ by DON DON DONKI ロット10店」の営業時間を、8月26日から24時間とすると、フェイスブックを通じて明らかにした。
ニトリのIOI店、8月25日に開店
ニトリホールディングス(本社・札幌市北区)は、8月25日にマレーシア3店舗目となる「Nitori IOI City Mall店」をオープンすると発表した。ニトリグループの店舗として844店舗目となる。
「伊勢丹ザ・ガーデンズ店」が再始動
イセタン・オブ・ジャパンは8月19日、「伊勢丹ザ・ガーデンズ店」が改装を終え、再オープンした。9 月にはレストランモールの営業も始まる。
「天丼てんや」のマレーシア1号店、年内にもオープン
ロイヤルホールディングスは8月8日、傘下のロイヤルフードサービスが運営する「天丼てんや」のマレーシア1号店を2022年内にオープンすると発表した。
日本との文化交流
NDSマレーシア、日本人クリエイターによる展覧会を実施
日本デザイナー学院マレーシア校(NDSマレーシア)は8月25日〜29日に、「日本のクリエイターによる日本の瞬間」「日本のアートに触れる瞬間」と題した展覧会を開催する。
日本映画祭を9月8日から10月9日まで実施
国際交流基金(ジャパンファンデーション)クアラルンプール事務所(JFKL)が第18回日本映画祭を9月8日から10月9日まで実施すると告知している。
シンガポールとの高速鉄道について
鉄道、シンガポール政府が「議論再開」を示唆
2020年末をもって一旦、プロジェクトの中止が決定されたクアラルンプール〜シンガポール間の高速鉄道(HSR)について、目下、マレーシアとシンガポール政府がいずれも「復活」に向けた意欲を見せている。
首相 高速鉄道プロジェクトの早期復活に意欲
イスマイル・サブリ首相は8月22日、シンガポールとの高速鉄道(HSR)プロジェクトを早期に復活させたいと述べた。
情報提供:桜リクルート社マレーシア / Mega Global Media (M) S/B