【マレーシア情報】5月の動向 物価上昇に拍車
規制緩和後のマレーシアについて、今後は項目ごとに広く話題を掲載していきたいと考えます。
注目の記事は、特に話題となっているニュースをピックアップ!
マレーシアも物価上昇は避けられず、鶏肉などは輸出停止の措置が取られます。
コロナ関係
7月から非感染症疾患向けの健康診断を実施へ
カイリ・ジャマルディン保健相は5月27日、7月から非感染症を患う患者を特定するため、全国的な健康診断を開始すると発表
15日からパブなど営業再開 入店前の検査必須
5月15日からパブやナイトクラブの営業再開が認められることを受けて、住宅・地方自治省が12日にパブ向けの標準運用手順(SOP)を発表。
新型コロナ向け新薬 これまでに173人が完治
カイリ・ジャマルディン保健相は5月12日、新型コロナウイルス向けの経口新型コロナ治療薬「パキロビッド」(ファイザー製)の投与でこれまでに173人が完治したと発表。
子ども向けワクチンの無料接種、終了まであと10日
保健省は5月6日、「PICKids」の名で進めている新型コロナウイルス対策ワクチンの初回投与について、今月15日以降は無料で提供されないと、改めて保護者に注意を促している。
コロナの緩和策、今日から実施=依然チェックの店も
5月1日からコロナ対応の標準作業手順(SOP)が大きく緩和されたが、多くの店舗事業主は、予防措置として、施設での健康プロトコルの維持を選択している。
政治経済
日マ両首脳が会談、調印文書の交換式も
岸田文雄首相とイスマイル・サブリ首相は5月27日午後6時から約45分間会談を行った。
4月のインフレ率前年同月比2.3% 2011年からの平均超え
マレーシア統計局は5月25日、4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.3%上昇したと発表した。食品価格の上昇が主な要因。
イスマイル首相 23日から日本を公式訪問
イスマイル・サブリ首相は5月23日から28日までの6日間、日本を公式訪問している。首相就任以来、初めての訪問。
中銀、2%に予想外の利上げ=リンギ安防止も視野に
中央銀行のバンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は5月11日、金融政策委員会(MPC)で、政策金利に当たる翌日物政策金利(OPR)を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.00%とすると決定。
渡航・旅行関係
マレーシア航空、長距離乗り継ぎ客向けに無料国内旅行
マレーシア航空は、長距離便の乗り継ぎ客向けに無料で国内区間の航空券を提供する「ボーナス・サイド・トリップ」というキャンペーンを開始。
政府観光局、Expediaと戦略提携
マレーシア政府観光局は、英国、米国、オーストラリアからのインバウンド観光客を増加させるため、世界的なオンライン旅行サイトExpediaと戦略的パートナーシップを結んだ。
ファイヤフライ、セレター空港行きを再開へ
マレーシア航空傘下の格安航空ファイヤフライは、6月13日からクアラルンプール・スバン空港とシンガポール・セレター空港間のフライトを再開。
日本到着時の検査はなし、待機も不要に=6月1日以降
マレーシアについては、リスク区分「青」と定め、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国時の検査は「不要」、入国後の待機期間は「なし」。
シンガポールの祝日で陸路国境が混雑も
シンガポール移民登録局(ISA)は、5月16日がウェサックデー(釈迦誕生日)のため、マレーシアへの往来のためにウッドランズ、トゥアスの両検問所は大渋滞が予想されると市民に呼びかけ。
クランタン州のタイ国境もオープン
クランタン州のマレーシア・タイの国境にある3つの出入国複合施設(ICQS)が5月5日、全面的に再開。
ペナン州 近く民泊を全面禁止へ
ペナン州政府は空き部屋などを短期間に貸し出す民泊を全面禁止する計画だ。ジャグディープ・シン州住宅委員長(州の閣僚に相当)がこのほど明らかにした。
その他 注目の記事
鶏肉不足で、ついに禁輸へ=6月1日から
政府は6月1日から鶏肉の国外への輸出を禁止する。
ウクライナ危機のあおりで鶏肉そのものやニワトリに食べさせる飼料の値段が上がっているため。
鶏肉の消費を自粛して=消費者協会
鶏肉の品薄が発生していることに絡み、マレーシア消費者協会連盟(Fomca)は5月26日、鶏肉の消費を減らし、必要以上の買い占めをやめるよう求めた。
首都圏の市場 鶏肉が品薄
首都圏の市場では鶏肉が品薄に陥っている。市場での販売業者も発注数を受けとれないうえ、鶏肉が早く売り切れるため、営業時間を短縮せざるをえない状況。
グラブ 価格上昇は複合的要因 運転手不足も
配車サービスのGRABは5月24日、最近の運賃の高騰について複合的要因で上がっていると発表。
サバ州海上の夜間外出禁止令、さらに延長
延長決定は、身代金目的の誘拐グループを含む国境を越えてマレーシアに入ってくる犯罪者による継続的な脅威があるため。
配車サービスの運賃高騰でタクシー客40%増加
GRABなどの配車サービスの運賃が高騰を続け、ラッシュアワー時にはタクシーの乗客が40%増加。
野菜生産団体、肥料値上がりで窮状訴え
野菜生産者連盟は、肥料や農薬の価格高騰によりコスト上昇が著しいとして、政府に補助金の支給を求めている。
イオン、マレーシアで初のデジタルバンクのライセンスを取得
イオンフィナンシャルサービスと子会社であるイオンクレジット(M)は4月29日、マレーシア財務省より、マレーシアで初となるデジタルバンクライセンスを付与されたことを明らかにした。
ハリラヤ後の帰省ラッシュ、ガソリンが品切れも
ハリラヤ後の帰省ラッシュでガソリンの需要が高まり、東海岸やその他の地域では深刻な燃料不足が報告されている。給油ができないと多くのドライバーの怒りが爆発。
今年のドリアン、長雨で不作=価格上昇の懸念も
「果物の王様」と評されるドリアンの価格は、収穫量の減少と肥料コストの上昇により、今年は少なくとも30%高くなると予想されており、ドリアン愛好家はさらに出費を強いられることになりそうだ。
情報提供:桜リクルート社マレーシア / Mega Global Media (M) S/B