【海外就職 シンガポール】日系企業で働くYさん(女性・50代)

東南アジアで現地採用として働く日本人の皆さんの声をお届けする「海外就職成功者インタビュー」、今回はシンガポールの日系企業で働く50代の女性に、新型肺炎パンデミック後の生活(お仕事)をお聞きしました。

現在のお仕事内容をお教えください。

シンガポールに拠点を置く日系企業で、自社製品の輸出入手続きを行なっています。

現在、4月からは基本的にオフィスに出勤せずに、自宅で書類作成/メールのやり取りという形で業務を続けています。

出勤はないのですか?

会社では社員が2グループに分けられており、相互のチームが会わないように、出勤日がグループ別に設定されています。

私の場合は、PCを使って業務ができますので、出勤は1ヶ月に、1回もしくは2回です。

他のグループの人と会わないようにしつつも、部署や担当によっては、出勤日が多い人もいるようです。

PCなどご自宅で使用する備品はどうされていますか?

PCや必要な書類等は、サーキットブレーカー(シンガポール式のロックダウン)前に、自宅に持ち帰りました。

プリンターは自宅にある自分のものを使用しています。ただ、プリンターで使用するA4の紙は出勤時にまとめて持ち帰り、インクは仕事使用分と考えられる割分を、レシートを添えて1ヶ月に1回会社に請求する形です。

プリンターを使用する頻度が大幅に増えたので、故障しないかが少し不安です。

ご自宅でお仕事をされて、いかがですか?

自宅で働き始めて、最初はさびしい気もしましたが、慣れたせいか黙々と業務がこなせて、出勤していた頃より仕事が捗ります。

毎日検温をするように指示されているのが多少面倒でしたが、これも習慣になり慣れました。

社内ミーティングが定期的にあるのですが、インターネットを利用して問題なくこなせています。最初はPCの設定もあり、戸惑いましたが、もう大丈夫です。

私の場合、新型肺炎収束後もずっと自宅勤務のままでいいかなと思えます。

オフィスに行かないと仕事ができない職種が、私の働く会社でもあることは理解しています。

ただ、今後多くの会社でオフィスの縮小と自宅勤務が定着するのでは?と思われます。

日々の生活で変わったことはありますか?

食生活でしょうか。朝昼晩の食事は自宅で取ることになりました。

以前は朝を自宅で取り、お昼は持参した弁当、夜は残業がある場合は外食をしていました。

スーパーで食材を買う機会も増えましたが、栄養を考えて、健康的な食生活になりました。

食材の宅配を利用する人も多いようですが、我家は基本的に気分転換も兼ねてスーパーに行っています。近くの地場スーパーで買えるものは、そこで入手して、1週間に1回は日系スーパーという具合です。

シンガポールでの日本人の就労は、今後どうなるとお考えですか?

私は永住権を持っていますので、就労ビザという点では問題が生じることはありません。

就労ビザで働いている人は、今のシンガポールの状況をみると、更新時の給与やスキルでシンガポールに留まることが出来なくなる人も出てくるのではないかと思えます。

シンガポール政府は、よりシンガポール人の雇用維持に力を入れることを明言しています。また、出身大学によって就労ビザ取得のための最低賃金額が異なるのですが、その内容変更の記事も目にしました。

私自身も会社の業績次第で職を失うかも知れません。永住権を持っていることで、ビザの心配はありませんが、これからの会社の業績が心配です。

幸い旅行/観光業のような致命的なダメージは今のところ感じませんが、先はわかりませんので。

シンガポールの街の雰囲気はどういう感じですか?

一時期のがらんとした人がいない雰囲気はなくなりましたが、外出にはマスクが義務付けられていますし、建物やお店の出入りに毎回登録義務があったり、新型肺炎前とは大きく様変わりしました。

ショッピングモールは、閉店した飲食店や小売店があり、空き店舗が目立っています。

シンガポールで海外旅行に行けないことは、ずっとこの狭いところで過ごさなければならず、だったら食事だけでも贅沢に!と思うのでしょうか?ソーシャルディスタンスで席数が減らされている人気飲食店は、予約なしでは入れないようになってきました。先まで予約でいっぱいのお店もあるようです。

ホテルは営業を再開して、Staycationと呼ばれるお泊まりプロモーションも大々的に行っています。

私も先日家族で週末にホテルで過ごしました。ホテルでの施設も色々と制限がある中での滞在でしたが、旅行もままならない今、リフレッシュできました。

シンガポールの新型肺炎感染者が多いとの日本の報道を目にしますが、それは寮に住む外国人労働者がメインであって、一般社会での感染者はごく僅かです。

それもあって、最近は街を歩く人たちに、一時期よりもリラックスした雰囲気を感じます。

ご本人の生活で変化したことはありませんか?

ここ数年は高齢となった両親の顔を見るために、年末年始と8月の年2回ほど日本の実家に戻っていましたが、今年の8月は一時帰国ができませんでした。

日本での待機日数とシンガポールでの待機日数だけで4週間となるとさすがに動けませんし、費用もかさみます。

また、もし感染したらと思うと躊躇します。もう少し様子を見たいと思います。

海外に住む日本人の方、皆さんが同じ思いなのではないでしょうか。

仕事は通勤がなくなったということで、その時間が有効に使えるようになりました。

会社の雇用がこのまま続くのであれば、Work from Homeの生活をそれなりに楽しんでいますので、私としては自宅勤務で問題ありません。同じような方々も一定数いらっしゃると思えます。

これを機に、この国での働き方も大きく変わっていくのでしょうね。

インタビューを終えて

現状にうまく適合し、リモートワークにも慣れて、このままのスタイルで働ければとおっしゃるYさん。心配なのは自らの雇用にも関係する会社の業績だとのこと。

新型肺炎に感染しないための行動なども、徐々に習慣化してきたとのお話です。

シンガポールでの生活が20年以上になるYさんにも、今回のような経済悪化は経験がないそうですが、日々の仕事をこなしている中で、最終的に何とかなると思えきたそうです。

 

掲載写真:週末を過ごしたホテルから眺めたシンガポールの風景(撮影/ご紹介:Yさん)

(インタビュー:2020年8月)

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